喧嘩しない夫婦になるために気を付けるべきこと
たとえ小さな喧嘩でも、それが重なるとストレスが溜まってしまうもの。それを避けるためには、夫婦喧嘩になったとしても決して言ったり、してはいけないことを心に留めておくことが大切です。これに気を付ければ、深刻な夫婦喧嘩に発展するのを避けられることでしょう。
相手の人格を否定するような言動がある
喧嘩になってしまったとしても、「頭が悪い」「性格ブス」などと相手の人格をバカにするような言動は控えることが賢明です。
喧嘩はあくまでも、相手の人格を否定するものではなく、何かしらに対して不満だったり、改善をしてほしいことがあるからこそ生じるもの。相手の人格は関係ないので、2人に起こった問題に対してのみ焦点を当ててくださいね。
相手の家族を激しくののしるのはNG
喧嘩になったときに、お互いの家族の悪口を言うことはやめましょう。例えば、
「お義母さんの育て方が悪かったから、平気で私を傷つけるんだね!」
「お義父さんが甘やかしたせいで、ワガママになったんだ」などと、夫や妻本人ではない人を責めればいい気はしないもの。
なぜなら、相手にとって家族はとても大切な存在だからです。夫婦喧嘩は夫婦の問題なので、部外者を持ち込むのはふさわしくありません。
容姿やステータスなどの変えにくい部分を責める
「デブ」「美人だからと言って気取っている」「稼ぎが悪い」などと、変えるのが難しい部分を攻撃するのは、もってのほかです。容姿やステータスは、喧嘩の原因ではないですし、どうしようもないことを責め立てるのはお門違いだと言えるでしょう。
あくまでも、夫婦喧嘩はお互いの意見や考え方の違いやズレから起きることが多いのです。
おわりに
心から相手を尊敬しているからこそ、喧嘩しない夫婦はとても素敵です。しかし、我慢や諦めで夫婦喧嘩をしないとしたら、それはいずれ大きな問題や亀裂を引き起こすかもしれません。それを防ぐためには、「夫婦喧嘩」という形ではなくても、時々はお互いの気持ちや意見を素直に話し合う機会を持つことが大切だと言えるでしょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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