子どもが小学生くらいになるとお金とどんな風に付き合っていけば良いのかが気になります。誕生日プレゼントと言うと何かものを買ってあげるのが一般的ですが、中には誕生日プレゼントに現金をあげる家庭もあります。ここでは誕生日プレゼントに現金を贈ることについて肯定派と否定派の両方の考え方をはじめ、もし誕生日プレゼントに現金を予定している場合に工夫したいことを併せて紹介します。
誕生日プレゼントに現金!肯定派の意見
子どもに現金を持たせるとなくしたり変なものを買ったりするのが心配ですが、悪いことばかりではないようです。
好きなものが買える
子どもが欲しいものと大人が買ってあげたいものとは差があることが多いです。子どもが期待していたものではない誕生日プレゼントをもらうと、つい「これじゃないんだけどな…」と言ってしまうことがあるかもしれません。プレゼントをあげた大人からすると「せっかく買ってあげたのにその態度は何だ」と気を悪くしてしまうことになりますよね。そこで、現金であれば本人が一番喜ぶものを買ってあげられると考えています。
金銭感覚が身につく
子どもはお小遣いがなければお金を自分で管理する機会がありません。常日頃ものの価値を考えもせず、気の向くままに「あれを買ってほしい」などという子どもであれば、早い段階からお金の意味や価値について学ばせておくと良いでしょう。大きくなってから意味のないものにお金を使っている様子を心配するくらいであれば、小さなうちから現金を持たせておいた方が安心です。
貯金して大きなものを買う資金にできる
例えば誕生日プレゼントの予算が3000円のときに2万円の何かが欲しいと言われてもすぐ買ってあげるのは難しいでしょう。しかし、お年玉の1万円と誕生日の3000円クリスマスプレゼントの5000円と少しずつお金を自分で貯めていければ、子どもが自分の力で欲しいものを手に入れることができます。子どもが本当に欲しいものは何か考えるきっかけになることに加え、無駄なものが増えるリスクも減らせます。
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誕生日プレゼントに現金!否定派の意見
一方、現金否定派の考えでは、贈り物を贈る際の感動を重視する傾向があります。また、相手に失礼にあたるのではという配慮からプレゼントには現金を贈るべきでないと考えています。
ワクワク感がない
誕生日プレゼントをもらう側からすると、ものの贈り物では、包装紙に包まれた箱の中身を想像しながら開けるため、中身は何かな?とワクワクします。一方、現金の誕生日プレゼントは明らかに中身が想像できてしまうので「あぁ、どうせお金か商品券かな?」という印象になってしまいます。せっかくもらったのにあまり感激がないというのは、なんだか寂しいことですね。
お祝いの気持ちが伝わりにくい
誕生日プレゼントをあげる側からすると、贈り物は成長を祈る気持ちを届けたいという思いやりや今ちょうど必要になりそうなもの、楽しく遊べそうなものを選ぼうという相手への気遣いが形になったものです。誕生日プレゼントが現金になってしまうと、どんな気持ちでプレゼントを贈ったのかが伝わらなくなってしまいます。
そもそもプレゼントには現金を贈るべきでない
現金の誕生日プレゼントは贈る側にももらう側にとってもあまり感動が感じられない贈り物になっています。どうしてもぬぐえないのが「取りあえずこれをあげておけばいいかな」という印象です。ものを贈れば金額そのものが安くてもラッピングを工夫するなどしてすてきな贈り物にできますが、現金だけだと「思ったより金額が安い」と思われてしまいがちです。また、親以外からの誕生日プレゼントが現金だと「あなたのお家はお金に困っているだろうからお金を送るよ」というマイナスイメージを与えてしまいます。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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