離乳食インストラクターに求められる和の柱
それでは最後に、離乳食インストラクターに求められる和の離乳食10本の柱というテーマで、解説していきます。離乳食インストラクターが学ぶ「和の食育」では、私たち人間がもともと持っている五感を育て、食べることが楽しいという意識を育てる事が重要と考えられているのです。
離乳食インストラクター和の食育で出来る事
離乳食インストラクターに求められる和の食育では、次のようなことが期待されています。
- 食を楽しむ子を育てる
- よく食べる子を育てる
- 素材の味が分かる子を育てる
- 五感を育てる
- 食に興味がある子を育てる
- 日本の食文化を身に着けることが出来る
- 家族の食事が日本古来からある和食中心になる
- 将来成人病にかかるリスクを減らすことが出来る
- 料理の基本である切って煮るという調理工程で、忙しい毎日の時短に繋がる
和の離乳食で基本となる10本の柱とは?
和の離乳食で基本となっているのは、以下の10本の柱です。
- 生きる力を育てる
- 人生80年の食生活の基本
- 家族との絆を深める
- 食事を楽しむ
- 親の愛情とスキンシップ
- 食べる練習期間
- 和の離乳食で健康に繋げる
- 舌と心と身体を育てる
- 食を五感で感じる
- 様々なだしや食材を味わう
離乳食インストラクター協会の基本理念
一般社団法人「離乳食インストラクター協会」の代表理事である中田馨(なかたかおり)さんは、自身も子育て中に子どもが離乳食を食べてくれなかった経験をしており、そこから食の大切さを学ぶようになったようです。
そして、人間の基本である食事を、離乳食の段階から取り入れる事で、食育に繋がると考えました。2014年に離乳食インストラクター協会を立ち上げ、少しの知識とルールを知る事で一人でも多くのお母さんの悩みを解消する事を基本理念として、活動しています。
おわりに
離乳食インストラクターという言葉を、今回初めて知ったという人もいるかもしれません。
しかし、食事は私たちの基本であり、離乳食の頃から取り入れる事で身体にも心にも良い影響を与える事が分かっています。和の食育を通して、五感を刺激できる食事を心がけたいですね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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