赤ちゃんはなんでも口に入れてしまう傾向があるので、身体に雑菌が入り込まないかママとしては心配なものですよね。特に、一人ひとりの赤ちゃんにはお気に入りのおもちゃがあるので、それがいつも安全かどうか気になることでしょう。ここでは、おもちゃは消毒したほうが良いかどうかをお伝えします。
おもちゃの消毒前に知っておきたい注意点
ママにとって、赤ちゃんには常に清潔なものに触れさせたいと思っているものです。その気持ちはわかりますが、あまりにも神経質になりすぎるのも考え物。実はおもちゃの消毒には、注意が必要な場合も多いのです。
場合によっては変形する可能性もある
おもちゃの消毒をする場合に最も注意しなくてはいけないことは、「おもちゃの素材や特性を知る」という部分です。例えば素材によってはウェットティッシュで拭くだけでも変形したり色が落ちしたりなど、おもちゃ自体にトラブルが起きてしまうこともあります。
また決まったお手入れ方法があるおもちゃもあるので、確認せずに消毒を行うと、割れたり壊れたりする原因となるので注意しましょう。購入する際や「そろそろ消毒が必要かな?」という場合には、おもちゃの素材を確認してください。
アルコール成分には注意しよう!
数多く販売されている除菌アイテムですが、おもちゃの消毒にはノンアルコールのものを選ぶようにしてください。大人の場合、アルコール成分が配合されていたとしても特に気にすることはありませんが、赤ちゃんの場合は別。
アルコール消毒は非常に効果が期待できますし、速乾性もあるのでスプレータイプのものならすぐに乾いてしまうと思われますが、赤ちゃんはおもちゃをすぐに口に入れがちです。除菌スプレーがまだ乾いていないうちに口にするとアルコールを含んでしまうので、必ず成分表記は確認してくださいね。
おもちゃを消毒する頻度はそれぞれ
おもちゃを消毒する頻度も気になるものですが、その頻度は特に決まっているわけではありません。メーカーでも定められていないので、家庭内で赤ちゃんがどれくらいそのおもちゃに触れていて、赤ちゃんの月齢はどれくらいなのかを意識して決めると良いでしょう。
ただ毎日消毒する必要はなく、多くても週に1回くらいでOKです。また、夏場などの高温多湿な環境下であれば、頻度を高めに消毒する方が良いかもしれません。どちらにせよ、家庭や気温状況によって消毒の頻度は変えてください。
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簡単にできるおもちゃの消毒方法3選
おもちゃの消毒と言っても、難しい方法を試す必要はありません。すぐに洗えるプラスチックやゴム、布製のおもちゃなど、素材に合わせた手軽な消毒方法をご紹介しますので、日々の消毒に役立ててくださいね。
除菌スプレーを使ってキレイにする
少し大きめのおもちゃやぬいぐるみなどであれば、市販の除菌スプレーをシュシュッと吹きかけるだけでもOKです。注意したいことは、絶対にアルコール成分が入っていないものを使うことだといえます。特にぬいぐるみなどは噴射した水分がすぐに乾かないので、その間に赤ちゃんが舐めたりすると体調を崩す原因になる可能性があります。そうならないためにも、水と塩が主成分である、アルカリ電解水の除菌スプレーを使うようにしましょう。
布製のおもちゃは洗濯でもOK
布絵本や小さなぬいぐるみなどに関しては、思い切って洗濯するのも1つの手です。布製のおもちゃはどうしてもよだれなどが付着しやすく、その後もずっと汚れとして残っているような気がしますよね。布を濡らして、汚れている部分に洗剤をつけて洗うという方法もありますが、少し面倒です。
それよりはいっそのこと洗濯をする方が簡単です。その際は普通の洗濯と一緒にではなく、おもちゃだけを洗ってください。使う洗剤は、赤ちゃん用洗剤でも一般的な洗剤でも問題はありません。
煮沸消毒も清潔にするのに効果的
細々したレゴのようなプラスチック製ブロック玩具などのおもちゃは、煮沸消毒が簡単でおすすめです。沸騰したお湯でもOKですし、変形が心配な場合は一度沸騰させて火を止めた状態でお湯に15分程度つけておくだけでも、十分に消毒効果を得ることができます。
煮沸消毒は赤ちゃんの口に入れる哺乳瓶の消毒としても有名なので、確実に消毒したいという場合にはぴったりです。ただプラスチック製のおもちゃの場合は変形する可能性があるので、対応できるかどうかはきちんと確認してから消毒してくださいね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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