子どもを育てる上で、必要になってくるお金。子どもの将来のためにも、いろいろな教育をしてあげたいと思いますが、使える教育費には上限があります。そこで気になるのが、教育ローンです。教育ローンとはどのようなものでしょうか。教育ローンや奨学金など、上手に制度を利用して、子どもを育てるための教育計画を立ててみましょう。
子どもの教育費に困ったときの強い味方
教育ローンは、主に子どもの進学時にかかる費用に使えます。子どもが小学生、中学生、高校生、そして大学生と大きくなるにしたがって、かかる教育費も大きくなっていきます。そのため、教育ローンや奨学金は、高校や大学進学時に使えることが多い様です。
教育ローンと奨学金は何が違うのか?
教育ローンと奨学金は、どちらも学校への進学時に利用できます。同じような制度にも見えるかもしれませんが、決定的な違いがあります。それは、教育ローンは親に、奨学金は子どもに返済義務があるというところです。教育ローンは、国と各銀行が実施しています。奨学金は、日本学生支援機構の他、各大学、自治体、企業などが実施しており、「貸与型」の他に返済が不要な「給付型」もあります。貸与奨学金でも、教育ローンに比べると低金利なので、まずは奨学金を検討する場合が多い様です。
教育ローンで借りたお金は何に使える?
国の教育ローンと各銀行の教育ローンで、お金の使用範囲は多少異なりますが、高校・高等専門学校・専門学校・短期大学・大学・大学院の学費に使えることは共通しているといっていいでしょう。その他、入試の受験料や教科書などの教材代、学校への寄付金、遠隔地への進学の場合はアパートなどの敷金や礼金までサポートしていることもあります。つまり、進学時に必要な費用がその対象となっているのです。教育ローンを利用する際には、必要な費用がカバーされているかどうか、きちんと確認しましょう。
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教育ローンはどこで申し込める?
たくさんの種類がある教育ローン、どのようなものがあり、どこから申し込めば良いのでしょうか?教育ローンは、大きく分けると「国の教育ローン」と「民間の教育ローン」があります。2種類それぞれをまとめてみました。
日本政策金融公庫「国の教育ローン」
教育ローンの代表といっても良いのが日本政策金融公庫による「国の教育ローン」です。金利は年1・78%(平成30年11月12日現在)と、他と比較しても低金利になっています。母子家庭や父子家庭、子どもが3人以上の家庭については、条件によってさらに金利が下がります。インターネットから申し込みができ、申し込みから20日程度で振り込まれます。ただし、合格発表の時期は込み合うので、入学金が必要になる日から2~3カ月前には申し込んでおくと安心です。
銀行・信用金庫の民間教育ローン
三菱東京UFJ銀行やイオン銀行、JAバンクなどの大手銀行の他、地域密着型の地方銀行や信用金庫など、さまざまな民間教育ローンがあります。国の教育ローンと比べると、金利はやや高めであることが多く、下限の所得を設けていることがあり、審査通過が難しい面も。しかし、銀行によっては金利優遇キャンペーンなどが利用できることもあります。それぞれの銀行で、さまざまな特徴のある教育ローンを提供しているので、自分の希望するサービスにぴったりのものが見つかるかもしれませんね。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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