休業はパパもママも取得できると言っても、実際はママだけが取得することがほとんどです。ここではパパの育児休業取得についての現状をはじめ、ママから見た育児休業を取るのにおすすめのタイミングや働きながら育児休業を取る方法について紹介します。特に働きながらの育児休業はパパにとってのメリットも大きいです。ぜひ参考にしてください。
パパの育休取得率はどうなっている
残念ながら現時点ではパパの育児休業取得率は低い状況ですが、ママからするとパパが育児休業を取ってもらえれば助かる部分が大きいです。まずパパの育児休業の取得状況を見ていきましょう。
パパの育休取得率は15.8%
2021年度の男性の育児休業取得率はわずか15.8%であり、女性の育児休業取得率87.5%と比べるとまだまだ低い状況です。実際は育児休業ではなく有給休暇として数日休んで対応しているパパが多いのかもしれません。
しかし、育児休業制度は男性でも取得ができます。特に産後の不安定な時期にパパが家にいてくれたらママにとっても心強いことでしょう。パパの育休取得率が高い業種は金融・保険業、情報通信業となっています。
パパの育休期間は8割以上が1カ月未満
男性の育児休業取得率はまだまだ低く、そのなかにはでも1カ月未満の育児休業を取得している人が8割以上です。たとえ一週間であってもパパが育児休業を取ってくれたらママはその間ゆっくり休むことができます。有給の期間が1カ月であれば、日に日に成長していく赤ちゃんの様子を楽しむだけでなく泣きやまない赤ちゃんをあやしたりお世話をしたりする大変な部分も一緒に感じてもらうことができるでしょう。
もしパパが長期で育児休暇を取得できるのであれば、保育園に子どもを預けられない状況でも、必要に応じてママが仕事に復帰するということもできますね。
育休を取るのにおすすめのタイミング
パパが育児休業を取るのにおすすめの時期は、なんと言っても出産直後の数週間です。ママは体力を使い果たしていますし、慣れない育児で困っていることがあるかもしれません。しかし実家などの助けがある場合は無理にこの時期でなくても構いません。
育児休業を取るのは夜泣きがひどい時期や、ママが職場復帰するタイミングもおすすめです。特に子どもが保育園に行き始めると、仕事と家庭の両立でママの負担は激増します。子どもも疲れから不安定になり機嫌が悪くなったりする可能性があります。こんな時にパパの助けがあると心強いですよね。
合わせて読みたい
働きながらでも育休が取る!
育児休業は子どもが1歳になるまでの1年間、もしくは保育施設が見つからない場合は1歳半までの延長ができます。このことは比較的よく知られていますが、実は働きながらでも育児休業給付金が受け取れます。
育休中の給料は手取りで約8割
制度上、育児休業給付金は給与の67%です。しかし休業期間中は所得税、社会保険料、雇用保険料が全て免除され、控除を大幅に抑えられます。そのため実質の手取りで考えると給料の約8割が支給されるのです。
少し働けば世帯収入を下げずに育休が取る
育休期間中でも、月80時間程度であれば働くことができます。そのため、育休取得前の8割の給料は給付金で賄い、多少出勤することで、給付金でもらえない残り2割について給料として受け取れるかもしれません。つまり有給休暇と同じようにお休みはもらえて世帯の収入そのものは変わらずにすむ可能性があるのです。
働きすぎると税金の減免が受けられない可能性も
通常育児休業を取った月の社会保険料は免除されるものの、毎日会社に顔を出しているようでは休みとはみなされません。場合によっては社会保険料が免除の対象にならなくなってしまう可能性があります。育児休業を取得している場合は月3~4日程度の出勤に抑えましょう。
また、育児休業給付金を計算する賃金上限は月額44万7300円と定められています。普段それ以上の給料をもらっている人の場合でも、35万円程度が育児休業給付金の上限になります。
合わせて読みたい
30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。