世界はグローバル化し、将来、わが子が海外で活躍する可能性があるかもしれません。また、海外留学や外国人の友人ができることもあるでしょう。せっかく名前を付けるのであれば、外国の人にも覚えてもらいやすい名前をプレゼントしてあげたいもの。そこで、海外でも通用できて外国の人にも覚えやすいハーフの名前を男の子と女の子に分けてご紹介します。さらに、音やスペルなど、アメリカやヨーロッパなど地域ごとの特色や海外でのタブーについても参考にしてください。
男女別、ハーフの名前で人気が高いのは?
まずは、人気のあるハーフの名前を男女別に見ていきましょう。
人気の名前として挙がっているものは私たちにとってなじみ深い名前が多く、ハーフの名前だからと言って、日本人に違和感のあるような、外国の単語をそのままカタカナにしてもじったようなものはほとんどありません。日本でも海外でも違和感がなく、おしゃれな響きの名前をご紹介していきます。
男の子編
あ | か | さ | た | な | や | ら |
アラン イアン エンゾー |
カイ ケイ ケイタ ケン ケント |
シオン ジュリオ ジョー ジョージ ジン |
トーマ | ナオト ノア |
ユウリ | リアム リエト リオン リキ リク リセ リヒト リュウ ルイ ルカ レイ レオ レオン レン |
「レオ」や「ノア」は、実際に欧米で人気の高い名前。ノアは、海外では、つづりを「Noa」にすると最後のアルファベットが“a”であることで女の子を連想させてしまうそうです。男の子に付ける場合には“Noah”と“h”を付けて書くようにすることをおすすめします。ケンやジョージも、英語圏の定番ネームとして幅広い年代に親しまれている名前です。日本でも昔からなじみ深く、多くの国の人とって違和感がない名前だと言えるでしょう。
女の子編
あ | か | さ | な | は | ま | や | ら |
アイナ アイラ アネリ アミ アナ アヤカ アリサ アリス アン アンナ エマ エミリー エリー エリカ エレン エル |
カレン カヤ キアラ クレア クロエ ケイト |
サラ ジュリ セイラ セリア セレナ |
ナオミ | ハンナ |
マヤ マリ マリア マリエ マリカ ミア ミラ メイ メリ |
ユナ ユリ ユリア |
リサ ルナ レイ レナ |
日本の女性芸能人やハーフモデルにもある名前が多く、親しみやすさを感じさせるものが多くそろいます。特にアリスは、人気女優の広瀬アリスさんと同じ名前であることから、国内でも注目度急上昇中。女の子の名前として使われる「エマ」は、アメリカだけでなく、フランスやイタリアなどヨーロッパの主要国においても高い人気を誇ります。映画『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニー役として出演したイギリス人女優エマ・ワトソンの人気の高さから、その名が注目されました。毎年欧米で発表される名づけランキングにもその名を連ねるポピュラーな名前です。エマの愛称であるエミー(恵美、絵美など)も覚えてもらいやすい名前です。
ハーフ芸能人のおしゃれな名前
現在、活躍中のハーフ芸能人の名前も参考にしてみましょう。響きがおしゃれなハーフの名前ばかりですね。
男性
名前 | 両親 |
白濱亜嵐(あらん) | 父親は日本人 母親はフィリピン人 |
マリウス 葉(よう) | 父親がドイツ人 母親が日本人 |
城田 優(ゆう) | 父親がドイツ人 母親がスペイン人 |
女性
名前 | 両親 |
トリンドル玲奈(れいな) | 父親がドイツ人 母親が日本人 |
LiLiCo(リリコ) | 父親がスウェーデン人 母親が日本人 |
藤田ニコル | 父親がロシア人とポーランド人のハーフ 母親が日本人 |
中条あやみ | 父親がイギリス人 母親が日本人 |
滝沢カレン | 父親がウクライナ人 母親が日本人 |
市川紗椰(さや) | 父親がアメリカ人 母親が日本人 |
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地域で違う名づけのポイントとは
アメリカやイギリスなどの英語圏やヨーロッパなど、地域によって言語や文化に特色があることで、それぞれのエリアによってすてきに聞こえる名前にも違いがあります。例えば、「マリ」は、キリスト教の聖書に由来する“Mary”としてアメリカやイギリスなどの英語圏で一般的に浸透しており、他に、ドイツなどキリスト教を信仰するヨーロッパの人にも人気が高く、覚えてもらいやすい名前です。ここでは、地域を意識した名づけのポイントについてご紹介していきましょう。
英語圏で注意したい名前
日本では、男の子の名前としてポピュラーな「ユウマ」ですが、アメリカの先住民族である ユーマ族(yuma)を連想させ、この名前の地名もあるため、違和感を覚える人が少なくないようです。また、英語圏で特に注意したいのが、死という意味を持つdie(ダイ)を使った名前。特に「ユウダイ」は“You die”と勘違いされることがあるため気を付けましょう。
ヨーロッパでは終わりの母音に注目
ヨーロッパでは、男の子の名前の後ろは「オ」、女の子は「ア」とすることが一般的。例えば女の子で「リオ」と名づけると男の子と勘違いされることがあります。「ア」という音は、英語だけでなく、フランス語やドイツ語などの言語の母音であるため、どんな国の人にも発音がしやすく、どの国でも人気の名前の上位には「ア」終わる名前が多く入っています。広がりのあるイメージを連想させる音なので、明るさを印象付けてくれますね。
日本ではすてきでもドイツでは違和感?
ドイツでの名づけは、日本やアメリカのような自由さはありません。
私たちは、気に入った単語や音などのフレーズから自由に名づけをする文化がありますが、ドイツでは、キリスト教の聖人や歴史上の人物に由来して名前を決めることが一般的で、ヨハネスやミヒャエルなどはポピュラーな名前。ものなどの名前に由来する名づけをすることはまれなケースです。
例えば、Licht(リヒト)は、日本では「理人、利人」などとしてよくある名前ですが、ドイツ人にとって、ドイツ語で光を表すLicht(リヒト)を名前にすること自体がおかしなことであり、ドイツで自己紹介をするときに首をかしげられることがあります。他にも 地名や商標、お姫様を表すPrinzessin(プリンツェスィン)などもタブーとされています。
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30台後半、中学生と小学生の子育て中です。
平日はライター業、週末はウェディングMCとして、実質週7フル稼働中。
「言葉よりも姿勢を見せる」をモットーに、母親の一生懸命さから何かを学んでくれればなぁと期待していますが、なかなかうまくいかないものですね。そんな時は、コストコ、イケアでのショッピングと、たまのエステでストレス発散! しています。笑
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