海外移住者のリアル…子どもへの影響は
中には「子どもに海外の教育を受けさせたかった」といった理由で、家族ぐるみの移住をする人もいます。しかし、大人でさえ環境の変化に戸惑うのに、幼い子供はどう受け止めるのでしょうか。メリットとデメリットをご紹介します。
海外移住のデメリット!学習やお金の問題
子連れでの海外移住では、大きく二つのデメリットがあります。
子どもの問題
子どもの視点でいえば、環境への適応が大きなハードルです。言葉や文化の違いで学校に馴染(なじ)めず、ナーバスになることもあります。また、日本の学習もある程度やらせておきたいとなると、学習時間がいくらあっても足りない状況に…。
親の問題
大人が直面するハードルとしては就職とビザの問題があります。言葉の壁もあり、現地で就職先を見つけるのは非常に難しいといわれています。また、国によって異なるビザ・永住権の獲得も大きな問題です。
海外移住のメリットは…日本ではできない体験
さまざまな問題を抱えながらも、海外生活をするメリットとはどのようなものでしょうか?
子どもへの教育
子ども現地校に通わせることで、日本では受けられない先進的な教育を受けさせることができます。バイリンガルに育てられるのはもちろん、コミュニケーション能力や自主性など、さまざまなスキルを習得できるでしょう。日本と違って詰め込み式の教育ではないから伸び伸び取り組める、という声もあります。
家族の絆が深まる
日本のサラリーマンは子持ちであっても残業が当たり前。家族の時間は限られています。しかし、海外では「家族が第一」という文化の国も多く、仕事のために家庭を犠牲にする必要がない。海外移住をきっかけに、以前より家族仲がよくなったケースが多いようです。子持ちのママ・パパにとっては何よりうれしいメリットですね。
おわりに
住み慣れた日本を飛び出して、海外で暮らす。特殊なケースのように思えますが、ごく普通の会社員でも子連れで海外移住をしています。パパが育児休暇を取って家族で1年間、何カ国もの旅行や海外移住をすることも可能です。日本ではできない貴重な体験ができ、子どもを伸び伸び育てられるのは、素晴らしいことですね。あなたも一度検討してみてはいかがでしょうか?
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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