電車通勤の際に見かける、ランドセルを背負った小学生の姿。小さな体で満員電車に乗り、そのたくましさに感心しながらも、電車に揺られてふらふらとしている姿に心配になる方もいるかもしれませんね。あの子たちが電車通学をすることに危険はないのでしょうか?今回は、電車通学をしている小学生に注目して、海外からの反応もとりあげながらまとめてみました。
ランドセルしょって満員電車で通学する小学生
小さな体に大きなランドセルを背負った小学生が、サラリーマンや大学生などの大人に混ざって満員電車に揺られている姿は見慣れた光景ですが、少し心配にもなりますよね。あの小学生たちはどんな気持ちで電車通学をしているのでしょうか?
主に都市部の私立小学校に通う小学生
電車通学をしている小学生のほとんどが私立や国立の小学校に通う子どもたちです。学校によって通学可能圏内を設定しているところもありますが、よほど近い場所に住んでいない限りは電車やバスで通学することになります。彼らは基本的には小学校受験をする際、つまり幼稚園児の頃には「電車で通う小学校に入学する」事を想定して受験をしています。学校説明会などにも実際の通学経路を使って参加するなど、入学前から何度も練習を重ねていますので、心の準備は万全の状態で1年生になっていることがほとんどです。
偉いけど、ちょっとかわいそう?
大人の目からみると、素晴らしい自立心に感心はするものの、少しかわいそうだなと思ってしまいますよね。しかし、本人たちはその通学方法しか知らないですし、同級生たちも電車やバスで通学してきているので「当たり前」という気持ちであることが多いようです。電車の待ち時間や乗っている間は貴重な読書時間になっていて楽しんでいる子もいますし、お友だちとのおしゃべりしながらの電車も良い時間になっています。大人が思っているより、子どもたちはたくましく毎日電車通学をこなしています。
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小学生の電車通学、安全対策ばっちり
1年生になりいよいよ電車通学が始まるとなると、練習をしていたとはいえ、親も子も不安です。その不安を解消するために、さまざまな安全対策も考えなければいけません。また、不意に訪れるトラブルにも対応できる臨機応変さも必要です。
GPSやキッズケータイなどを持たせる
私立小学校では、ほとんどの学校が通学時の安全対策を施しています。例えば、校門を通った時に親の携帯電話に知らせるなどのサービスを導入や、防犯ブザーを持たせるなどです。家庭においても、キッズケータイやGPSなど、子どもの位置情報がわかる機器を用意している方が多いのではないでしょうか。
また、鉄道会社のサービスで、交通系ICカードを使って自動改札機を通過すると、保護者のメールアドレスへ通過駅の連絡をしてくれるものもあります。学校によっては携帯電話を禁止していることもありますし、持っていても充電切れなどで使えなくなる場合もあります。その場合は、事前に通学路になっている駅や道路にある公衆電話の位置を確認、使い方の練習などもしておくなど、万が一のことを想定した安全対策が必要です。
ありがちなトラブルも成長の素に
小学生の電車通学でありがちなトラブルは、寝てしまって乗り越してしまうこと。乗り越してしまうことを想定して、その場合はどうすれば良いのか子どもと確認しておきましょう。単純に反対側のホームから電車に乗れば戻れるのであれば良いのですが、大きな駅でどの電車に乗れば戻れるのか分からない場合は注意が必要です。その他のトラブルが起こった際にも自分で対応できるように、保護者との連絡手段の確認はもちろん、恥ずかしがらずに駅員へ話しかけられるようになっておくと安心です。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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