アメリカで人気の「SEL教育」。子どもの社会性を育てる学びとは?

SEL教育で適切な意思決定をする力が身につく!

サッカーする子どもたち
自己と他者の感情や気持ちへの気付き、そしてそれに対するアプローチを身につけることで、5つ目の目標である「責任ある意思決定」をする力へつなげることができます。さらに、この5つの目標を身につけることは認知能力を伸ばすことにもつながると言われています。

社会の中で責任ある決定ができるようになる

自分の考えや行動、他者とのコミュニケーションをすることで、責任ある意思決定をする力を身につけます。倫理的な基準や安全性、法律や条例などの社会的な規範などに基づいた論理的な決定をすることができるようになることを学習できるのです。

自分の意見はもちろん、他者の立場や考え方も取り入れながら、責任をもって何かを決定することは、大人になってからはもちろん、子どもの間でも大切な能力です。SEL学習では、それらの力を学び、子どもの社会性を育んでくれます。

非認知能力だけでなく学力の向上にも期待

SELで学習する5つの能力は、学力やスポーツなどの認知能力の向上にも役に立ちます。
自己への気付きでは自分の能力を客観的に分析でき、強みと弱みが明確になります。強みがわかれば自己肯定にもつながりますし、弱みがわかれば自分がすべき課題も見えてきます。

成績が振るわなかった場合も自暴自棄になることなく、自分の感情をコントロールすることもでき、次の目標へ進むことができますし、ストレスもためにくくなります。他者への気付きや対人関係はチームプレーのスポーツには必要不可欠な能力です。責任ある意思決定の力があれば、自分が目指すべき目標を立て、現在の状況を分析、問題の解決をし、自分で評価をすることができます。

おわりに

大人でも取り入れたい「SEL教育」。怒りや悲しみの感情が出てきたら静かな場所で深呼吸をするなど、生活の中で日常的に実行できることもあります。すこしずつでも5つの力を成長させることができると、親も子どもも今までとは違う社会性が身について生きやすくなりそうですね。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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