塾や大学などで取り入れられている「オンデマンド授業」や「オンライン授業」。コロナ禍が続く中、注目されている学習方法ですが、「オンデマンド授業」と「オンライン授業」の違いがわかりますか?今回は、「オンデマンド授業」と「オンライン授業」の相違点とそれぞれのメリット、デメリットをまとめていきましょう。
「オンデマンド授業」はライブではない授業
オンデマンド授業の最大の特徴は「リアルタイムで行われている授業ではない」ということ。先生が授業を録画、編集をしてアップした動画を生徒が”好きな時間”に視聴する授業です。大学や通信教育などで活用されています。
「オンデマンドサービス」とは何か?
「オンデマンド」は英語で「On-demand」と書き、「demand」は「要求」という意味になります。つまり「オンデマンドサービス」は「要求に応じて受けられるサービス」です。「オンデマンド」での授業は、視聴する生徒の要求に応じて受けられ、生徒の都合のつく時間に録画された授業を視聴することができます。リアルタイムではないので質疑応答もなく、先生からこちらの様子を見られることもないので気軽に受講できますね。
オンデマンド授業のメリットとデメリット
オンデマンド授業のメリットは前述したとおり、生徒の都合の良い時間に受講できる点です。また、録画されているので動画が消されない限りは何度でも受講できるので、1回の視聴で理解できなくても繰り返し再生できます。デメリットは、動画だけでは解消できない疑問をリアルタイムで質問できない点です。さらに、「この時間に見なくてはいけない」という縛りがない分、「あとで時間がある時に見よう」と後回しにしてしまいがち。結局、期日ぎりぎりに慌てて視聴するはめになってしまうことも。
合わせて読みたい
「オンライン授業」は先生と話せる授業
「オンライン授業」はインターネット上で行われる授業の総称です。つまり「オンデマンド授業」も「オンライン授業」の一種ということになります。しかし、一般的には「オンライン授業」は「ライブ授業」を指すことが多く、その名の通りリアルタイムで行われている授業をいいます。
リアルタイムで行われる双方向のライブ授業
「オンライン授業」は、先生が学校や塾の教室などで行っている授業をカメラで撮り、インターネットを介してリアルタイムで受講することです。ZoomやSkypeなどを用いて、お互いの顔を見て、時にはディスカッションをしながら授業を進行することが可能です。オンデマンド授業と同じ点は、ネット環境が整っていればどこででも受講ができるところ。異なる点は、授業をライブで受ける必要があるので、先生と生徒で時間を合わせる必要がある点です。
オンライン授業のメリットとデメリット
オンライン授業の最大のメリットは、先生とリアルタイムで繋がっているので、その場で質問をしたり意見交換をしたり、ディスカッションをしたりできる点です。動画だけでは伝えきれない内容を授業に取り入れることができます。デメリットは、前述した通りスケジュールをお互いに合わせておく必要があること。さらに、ネット環境を安定させておかないと、途中で退出してしまったり、画面が止まってしまったりしてしまい授業が受講できなくなるリスクがあることです。
合わせて読みたい
元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。