親が子どもの心の知能指数を伸ばす方法
人が思いやりを持って人とコミュニケーションを取れるのは、心の知能指数が養われているからに他なりません。また、親は子どもへの接し方のポイントを意識することで、心の知能指数をあげることが可能だと言われています。
子どもにはしっかりと言葉で伝える
親は、わざわざ言葉にしなくても子どもには思いが伝わっていると考えがちです。しかし、子どもからしてみるときちんと言葉にしてもらわないと親の気持ちを受け取ることができません。
例えば、「今日も大好きだよ!」「〇〇君が1番大切だよ」などと、しっかりと愛情を言葉で伝えていきましょう。そうすることで子どもの自尊心が養われ、心の知能指数もグッと高めることができます。
出来る限り子どもと一緒にいる時間を作る
多忙な日々を送っていると、ついつい子どもとの時間を疎かにしがちです。親が子どもを放置してしまうと、子どもの心の知能指数を高めることは難しくなります。そのため、どんなに忙しくても、しっかりと子どもと一緒にいる時間を設けましょう。
夕食の時に、今日あった出来事を報告しあったり、夜寝る前に絵本を読むだけでも問題ありません。子どもとしっかりとコミュニケーションを取り、愛情を与える事が大切です。
子どもに対してスキンシップを多めに取る
海外ではハグやキスなど、親子間でのスキンシップを多くとっている傾向がありますね。日本では親子間のスキンシップは多くありません。しかし、心の知能指数を育てるためには、肌が触れ合うコミュニケーションはとても重要にだと言われています。
少し照れくさいと感じる親もいるかと思いますが、褒める時に抱きしめてあげたり、頭を撫でてあげるだけでも、十分に愛情は伝わります。そうやって子どもに愛を伝えることで、子どもの心の知能指数は上がっていくでしょう。
おわりに
子どもの心の知能指数を上げる方法は、主に以下の3つがあります。
- しっかりと言葉で伝える
- 子どもと一緒にいる時間を作る
- スキンシップを多めにとる
簡単なようでいて、出来ていない親も多いのではないでしょうか?少しずつでも大丈夫なので、しっかりと実践することにより、子どもの心の知能指数を育ててあげてくださいね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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