ジェンダーレス水着に対する生徒や保護者の意見
ジェンダーレス水着は、今後オーソドックスになることが予想されます。ここでは、ジェンダーレス水着に対する保護者の意見も取り上げてみましょう。
彼らの中には賛成派だけではなく、反対派もいます。
ジェンダーレス水着について賛成派
まずは、ジェンダーレス水着に賛成という人達の意見をご紹介します。アクトインディ株式会社が行ったジェンダーレス水着に関するアンケートによると、「日焼けの観点で肌の露出が少なくていい」という声が58%にのぼりました。
次いで、「男女の区別がなくていい」という意見が53%、「体型が分かりにくくていい」が39%、「肌を見られるという観点で肌の露出が少なくていい」という声が33%となっています。
賛成派の人は、ジェンダーレスの観点から評価しているケースが多い印象にありますね。
ジェンダーレス水着について反対派
一方、ジェンダーレス水着に対して反対派の意見にはどのようなものがあるのでしょうか?
反対派の意見として最も多かったのは、「泳ぎにくそう」という声が20%で、次いで「デザインがかっこわるい」が20%、「全員がジェンダーレス水着指定になるのは嫌だ」という声が10%、「ジェンダーレス水着の必要性がわからない」という答えが8%という結果になっています。
反対派としては、ジェンダーレス水着に対して、一定の理解はあるものの、全員に同じジェンダーレス水着の着用を強制するという部分に対して、抵抗感があるようです。
ジェンダーレス水着には賛否両論ある
ジェンダーレス水着に関しては、やはり賛否両論が別れる部分もあり、浸透するまでには時間が必要かもしれません。しかし、賛否両論がある中、ジェンダーレス水着を発表後、2022年度は3校がジェンダーレス水着を導入予定です。
さらに、2023年度に向けては10校が検討中という現状で、少しずつ受け入れられつつあるという印象がありますね。特に、日焼け対策や露出に不安を抱く保護者からは、嬉しい声が届いています。
おわりに
スクール水着に対しての価値観が変わってきている現代社会で、固定されていた水着のデザインも進化しているという事が分かります。
多様性を尊重する時代において、性差を感じないジェンダーレス水着は、今後さらに注目されていくでしょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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