フレネ教育のメリットとデメリット
フレネ教育は「学習の個別化」と「対話の重視」に特徴のある教育方法ですが、もちろんメリットだけでなく、デメリットもあります。フレネ教育を取り入れるかどうか考える際には、メリット・デメリットの両方を知っておくことが必要です。そこで、ここではフレネ教育のメリットとデメリットを見ていきましょう。
自主性を持ち多様性を認める子どもを育てる
フレネ教育の主なメリットとして「自主性を育むことができる」と「思いやりのある子どもに育つ」の2つがあります。
自主性を育むことができる
フレネ教育では、子ども一人ひとりに合わせた学習を行います。その中で、子どもは興味のあることに自ら学習するようになっていき、自主性が育まれます。
思いやりのある子どもに育つ
フレネ教育では、他の子どもとの会話を通じた教育を行います。同学年との対話もあれば、上級生や下級生との会話もあります。さまざまな生徒との会話を通じて多様性を認め、思いやりのある子どもに育つことができます。
課題は普及率の低さと指導者の指導力頼り
フレネ教育のデメリットは「フレネ教育で学べる環境が少ない」ことと「学習の効果が教える人によって異なる」ことです。
フレネ教育で学べる環境が少ない
日本でもフレネ教育を取り入れているフリースクールなどはありますが、それでも数は極端に少ないです。そのため、フレネ教育を受けたいと考えても、近くにフレネ教育を行っている学習施設がない事のほうが多いです。
学習の効果が教える人による
フレネ教育は、生徒個々に寄り添って教育をしていくため、教師など学習の効果が教える人の技量が、教育の成果に大きく影響を与えます。フレネ教育ができる教師も限られているため、教師の力量の平準化もしにくい状況になっています。
おわりに
フレネ教育は、子どもの個性を尊重する教育方法です。自主性を育むことができ、思いやりのある子どもに育つといたメリットがあります。
フレネ教育を取り入れている学習施設は、多くありませんが、親が子どもに接する際にも参考にできるところもあります。フレネ教育を参考に、子どもの自主性を育てる接し方をしてみてはいかがでしょうか。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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