親はもしものための準備も事前に済ませておく
もしもというのは、中学受験失敗のことです。受験前、子どもには第1志望合格のことだけを考えさせつつ、親はもしものパターンも想定しておきます。もしかするとわが子が通うかもしれない学校です。しっかりとリサーチしましょう。
公立や併願校の良い点を見つけましょう
併願校はもちろん、公立中学校の説明会にも参加しましょう。どのような形で受験が終了するか、誰にも分かりません。第1志望の学校に見事合格するかもしれませんし、第2志望や第3志望かもしれません。もしかすると、どこにもご縁をいただけず、公立中学校に進学するかもしれません。第1志望校以外は考えたくないとは思いますが、それぞれの学校の良い点を見つけておくと、不合格のときのフォローに役立ちます。また、親もわが子がその学校に通学する姿を想像しやすくなります。
中学受験は子どもの人生の通過点です
中学受験をする上で親御さんが忘れてはいけないことは、中学校は子どもの人生の通過点にすぎないということです。例えば、お子さんが目指している職業や大学があるとします。第1志望の中学校からでなくても、そこに至る道は他にもきっとあります。それは第2志望の学校からでも可能かもしれませんし、高校受験にシフトした方がいい場合もあります。大切なのは、子どもが夢を実現することです。その夢のための道筋を何パターンでも見つけておくことができると、たとえ中学受験に失敗したとしても、前向きに次の道へ進むことができるでしょう。
おわりに
親と子で挑んだ中学受験がうまくいかなかったとき、家族全員の気持ちをすぐに前向きにすることは、とても難しいことです。親としても後悔が残っているかと思います。しかし自分の気持ちよりも、子どもの心に寄り添い、子どもが将来のために前向きになってくれることを信じてフォローしていきましょう。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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