子どもは夫婦にとってかけがえのない存在であり、家族の笑顔の源です。喧嘩(けんか)が多かったり、不仲が続いたりしている夫婦仲が子どものおかげで改善されていったとき、「子はかすがいだね」と言われる風景は昔から変わらずあります。今回は、「子はかすがい」のそもそもの意味と、世間の夫婦が「子はかすがいだなぁ」と感じる瞬間ベスト5をご紹介します。
「子はかすがい」の意味、知っていますか?
誰もが耳にしたことがあるであろう「子はかすがい」ということわざですが、そもそもその意味を正しく知っていますか?「かすがい」って一体何なのでしょう?ここでは「子はかすがい」の由来と使われ方を簡単にご紹介していきます。
「子はかすがい」と言われる理由
「かすがい」は「鎹」と書き、材木と材木をつなぎ留めておくために使われる、両端がコの字型に曲がった大きくて頑丈なクギのことを指します。このかすがいを子ども、材木を夫婦に見立て、子どもは夫と妻の仲をしっかりとつなぎ留めておいてくれる存在だということを表すたとえが「子はかすがい」ということわざです。子どもが夫婦の仲を保ってくれているというわけですね。
「子はかすがい」が使われた例文
このことわざが使われる例としては、「お隣さんは子どもが生まれてからは夫婦喧嘩が減ったみたいだね。子はかすがいって本当だね」とか、「私の友達は離婚するって言いながらもう30年も一緒にいるよ。子はかすがいだね」といったものがあります。いずれも、子どもがいるおかげで夫婦仲がつなぎ留められているという好意的な言葉です。
子どもはいつの時代もかけがえのない存在
いつ頃から使われているのか起源は定かではありませんが、昔から人々の間で使われ、今も生き続けるこのことわざ。時代をこえても子どもは家族にとってかけがえのない存在であるということですね。余談ですが、今では「子はかすがい、孫は生きがい」なんていう言われ方もあるようです。孫育てが増えてきた現代ならではの言葉ですね。
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子はかすがいと感じる瞬間 1位~3位
ここでご紹介する事例はいずれも、子どものおかげで夫婦や家族の関係に大きな改善がみられたというもの。子どもがいかに大切な存在であり、また大事なことに気づかせてくれる存在であるかがよくわかるエピソードです。
1位 夫婦喧嘩が子どものおかげで解決したとき
子どもの前で喧嘩してしまったときに、子どもに「ダメ!」と諭されたり泣かれたり、時にはお母さんとお父さんの気を紛らわそうと一生懸命おどけて見せる子どもの様子を見てはっとすること、ありますよね。そんな子どもの姿を見てわれに返り、仲直りできたという話はよく聞きます。まさに子どものおかげで夫婦仲が元通りになった瞬間ですね。もともと喧嘩が多い夫婦も子どもの前で喧嘩するのはやめようと心がけることで、お互い冷静になり、喧嘩が減って夫婦仲がよくなることもあるようです。
2位 子どものために夫婦関係が変わったとき
子どもを支えるための同志としての連帯感から、これまで以上に夫婦の結束を強めたり、自然と協力し合うようになったりすることもよくあります。子ども自身に言われることでお父さんが家事や育児に協力的になった、子どもと過ごす時間を確保するために転職したなど、子どもをかわいく思う気持ちはこれまでなかなか変わらなかった気持ちを大きく変化させるもの。離婚を考えるほど冷え切ってしまっていた夫婦が、子どもを悲しませたくないという思いからお互いに歩み寄り夫婦仲が改善されたという話もありますから、子どもの力って偉大ですね。
3位 実家との関係が改善されたとき
子どもが生まれてから、不仲だった旦那さんの両親とうまくやれるようになったり、疎遠だった実の両親や自分の兄弟と再び集うようになったりすることもあります。子どもがいるおかげで、これまでは許せなかったことがお互いに柔和な目で見られるようになるのだから不思議です。夫婦関係だけではなく、実家との関係まで改善されてしまう、「子はかすがい」どころか「孫はかすがい」ですね。
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小学生と2歳の息子二人に囲まれ、怒ったり笑ったりを繰り返しながら毎日賑やかに過ごしています。
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