保育園にできる親としての対応
さまざまな努力を重ねる事により、限界ギリギリまで台風の際でも運営を続けている保育園もあります。そんな保育園に対して、親としてできる対応を考えてみましょう。台風や災害の時にも、子どもを預かってくれる保育園。親としてできる対応について、説明します。
お迎え要請には素早く対応する
先ほどもご紹介した通り、台風が最接近する時間帯やその他の事情によっては、お迎え要請が通常よりも早い時間帯に来る事も十分に考えられます。その場合には、お迎え要請の連絡を無視したり、そちらでなんとか通常通りの保育をするようにと、つっけんどんな対応をしたりするのではなく、感謝の心を持って、迅速に対応するようにしましょう。こうする事により、保育園からは感謝されますし、何よりも子どもの安全を最優先にする事が可能となります。会社を抜ける事ができないなどの場合にも、保育園から正式にお迎え要請があったので抜けます、と伝えてみるなどの行動が必要です。
保育園が開いている=安全ではない!優先順位を考えよう
ひとつ確認しておきたい事があります。保育園は安全だから開いているというわけではないのです。むしろ、危険な状態であるにも関わらず、さまざまな事情で空けておかざるを得ない状態という方が、極めて多いと言ってよいのではないでしょうか?そのため、子どもの事を本当に考えるのであれば、まず優先順位を考えましょう。保育園が空いているから安全だとタカをくくるのではなく、場合によっては早めに自主的にお迎えに行くなど、子ども優先で動くようにしたいところですね。
子どもの身の安全を一番に考えてお休みさせる
究極的に、台風が接近していて、保育園は一応開いてはいるものの、保育園が安全な場所だと断言できないような場合には、子どもの安全を一番に考えて当日は保育園を休ませるという方法もあるでしょう。これが究極の身の安全を守る方法と言って良いのではないでしょうか?その1日のお休みが、結果的に子どもの安全につながったというケースも十分に考えられます。
おわりに
台風が来ている際にも、保育園はなかなか休みになる事がありません。保育士の安全、そして何よりも子どもの安全を考えるためにも、最終的には親の判断が最も重要であるという事を忘れないようにしたいものですね。保育園を休むかどうかの判断は、できる限り早めに行いましょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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