子どもにやる気がないときについつい「それができたら○○買ってあげるよ」とご褒美で釣ってしまうということはありませんか?このご褒美に釣られて子どもがやる気を出してくれると親としても楽ですよね。しかしこのご褒美作戦にはデメリットもあるので注意しなければなりません。また子どものやる気を引き出すためのおすすめの方法もご紹介します。
ご褒美としておもちゃを買うのはよくない?
幼稚園や保育園に行きたがらない子ども、嫌いな野菜を全く食べない子ども、どうにか頑張ってほしいときにご褒美として何かを買ってあげる約束をしてしまっていませんか?ついつい使ってしまうこのご褒美作戦は子どもにとっていいことなのでしょうか?
どんどん高価になっていくご褒美
子どもに与えるご褒美も最初はガムやキャンディーといったお菓子かもしれませんが、与えていくうちに子どもはお菓子では物足りなくなりおもちゃなどを欲しがるようになってしまいます。おもちゃも最近では100円ショップでさまざまな種類が販売されているので「安いしいいか」と思って与えると、次は100円ショップでは買えないようなゲームなどを欲しがるようになってしまうのです。こうしてご褒美がどんどんと高価になっていってしまいます。
ご褒美が子どものやる気をなくす可能性も
頑張ればご褒美がもらえるんだ!ということが分かれば子どもはきっと頑張るでしょう。しかし、このご褒美が習慣的になってしまうとおもちゃを買ってもらうために頑張るということになり、逆に言えばご褒美がないと頑張らないという子どもになってしまう可能性もでてくるのです。また簡単に欲しいものが手に入るようになるために物を大事にできないといったことも起こってしまいます。
ご褒美を与えるときの注意点とは?
前述のようなデメリットを考えると、子どもへのご褒美としておもちゃなどを買うことはあまりいいこととは言えませんが、頑張ったのだからどうしても買ってあげたいという場合もあると思います。そんなときは、最初に「○○できたら買ってあげる」という約束をしないでおきましょう。頑張った結果としてサプライズで渡してあげるようにします。もちろんこれは習慣的にならないように注意してくださいね。
合わせて読みたい
おすすめ!トークンエコノミー法とは?
子どもが何か頑張るたびにご褒美を与えるというのはいいことではありませんが、親としては頑張った子どもにたまには何か買ってあげたいという気持ちにもなってしまいますよね。そこでおすすめなのがトークンエコノミー法です。子どものやる気を伸ばすことに使われているのですが、子どもが楽しみながらやる気になるような方法なので一度試してみてはいかがでしょうか。
トークンエコノミー法って何なの?
トークンエコノミー法と聞くとなんだか難しそうな感じがしますが、とても簡単です。たとえて言うならスーパーなどでもらうポイントカードのような物になります。子どもがお手伝いをするなど何かを頑張るとポイントを与えて、そのポイントがたまるとご褒美がもらえるという方法です。子どもにとっては達成感を味わうことができるのでやる気を引き出すことができます。
トークンエコノミー法のやり方について
まずは子どもと一緒に何をすればポイントがもらえるのか、どれだけポイントがたまればご褒美がもらえるのかについて話し合います。「ご飯を残さず食べたら」「お片付けができたら」などその子にあった目的やお手伝いがいいですね。ポイント表を作り、その行動ができればポイント表にシールを貼ります。シールが目標までたまればご褒美をあげましょう。
トークンエコノミー法を行うときの注意点
この方法はやる気を引き出すことが目的なので、目標が高すぎると子どももやる気を失ってしまいます。最初の目標設定は低くしておき徐々に高くしていく方がいいでしょう。またやる気や達成感のために、ポイント表は目に見える場所に貼っておきます。シールを貼るたびに褒めてあげることも大切です。そして、この方法でのご褒美も高価なものではない方がいいでしょう。
合わせて読みたい
元気すぎる男児2人の母ちゃんです。毎日バタバタ走りまわっています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。