これを聞くのはNG?聞かなくてもいい質問リスト
見学会・説明会では、どんなことでも聞いてもOKという前提ではありますが…園との温度差を実感してしまう質問もあります。貴重な時間を実りあるものにするために、質問リストに入れる前に少し考えておきたいポイントと、除外しておきたい項目をご説明します。
ずばり!聞いちゃダメなことってある?NGな質問
質問の意図がうまく伝わらないと、期待する回答が得られないこともあります。質問をした後で、「そういう答えが欲しかったわけではない」「なんだか誤解されちゃったかな?」など、モヤモヤしたという声も聞きます。
一番の例が「〇〇はしてもらえるのでしょうか?」というタイプの質問。おむつ外しはしてもらえるか、読み書きは教えてもらえるか、などなど。こちらとしては、園に過剰な期待をしているつもりはなくても、言葉の行き違いで異なった捉えられ方をしてしまうこともあります。たとえば「教育方針は?」という質問に対して「学習指導などは行っていません」という回答がされる場合も。質問の意図を伝えるように、意識して言葉を選びましょう。
NGではないけれど…聞かなくていい質問リスト
聞いて気まずくなるような質問ではありませんが、保育園ではなく自治体に問い合わせるべき項目や、資料から分かる項目も質問リストから除外しておきましょう。
- 応募状況や入園可否に関すること
- 就労以外での利用の可否
- 保育料、延長保育の加算料金
- 開所日、開所時間
- 園児1人当たりの保育士の配置基準
特に「応募したら入れますか?」といった保活に関する情報は自治体が管理しているため、そもそも保育士が把握していない、知っていても答えられない内容です。反対に、認可外保育所など直接その園に応募する場合は、園長や事務の先生に申し込み法をご確認ください。
おわりに
保育園の見学会・説明会は、他の保護者との兼ね合いで、1人あたりの質問タイムに限りがあります。園から配布されるプリント類や、後日の問い合わせで確認できる事務的なことは優先順位が低い質問です。園の雰囲気や先生の人柄が感じられるような質問を優先させましょう。そのためにも、あらかじめ「ここが聞きたい!」というポイントを質問リストにしておくと安心ですよ。
なお、今回は取り上げませんでしたが発熱・体調不良の際の預け入れや引き取りに関するルールは、新型コロナウイルス蔓延の影響で大きく変わっています。詳しくは園や自治体からの資料をご確認のうえ、必要に応じて質問してみてくださいね。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
ピックアップ
30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。