赤ちゃんにとって、おむつは毎日使う必需品ですよね。最近ではおむつの種類が豊富で、人気が高い商品も多くあります。子どもが保育園に通いだすと、かさばるおむつの持ち運びに苦労することも。そんな悩みを解決してくれるサービスで、今人気を集めているのが「おむつのサブスク」です。
ここでは、その特徴やメリットなどについてご紹介します。
ユニ・チャームがおむつのサブスクをスタート
おむつのサブスクは、ユニ・チャームが「手ぶら登園?」として2019年7月より導入したサービスです。まだまだ、おむつの手放せない赤ちゃんが保育園に通う際に、保護者の悩みを解決するものとして開始され、世界中に広がりを見せている魅力的なサービスとなっています。
おむつのサブスクとはどんなサービス?
おむつのサブスクは保育園に直接おむつとおしりふきが定期配送され、保護者はおむつの用意が不要という嬉しいサービスです。保育園側がおむつのサブスクサービスを導入していれば、保護者が月額料金を支払うことにより利用できます。
おむつのサブスクが導入された背景
次に、おむつのサブスクが導入された背景をお伝えしていきましょう。赤ちゃんのおむつを替える頻度は、平均で1日6回~9回と言われています。そんな中、保育園に通うようになるとさらに毎朝準備するものが多くなります。おむつ以外にも揃えるものがあり、ママパパは毎朝バタバタしてしまいますよね。そのような親の負担を少しでも減らせないかと考えて導入されたのが、おむつのサブスクなのです。
おむつのサブスクの参入企業
おむつのサブスクを最初に共同開始したのは、「ユニ・チャーム」と「BABY JOB」です。
ユニ・チャームはおむつやベビーケア製品のシェア率アジアNo.1、世界でもNo.3を誇る企業。
BABY JOBは大阪に本社があり、保育園の運営実績を活かして就職や転職のサポートを行っている企業です。
人材派遣なども手掛けており、おむつのサブスクや少人数保育園などのプロジェクトも意欲的に行っている企業として注目されています。
さらに2021年4月からは「学研」「王子ネピア」「日本紙パルプ商事」がタッグを組んで、「おむつお届け定額サービス」を開始しました。
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おむつのサブスクのメリットについて
ここまで、おむつのサブスクの基本情報などをお伝えしてきましたが、おむつのサブスクにはどのようなメリットがあるのでしょうか?具体的なメリットを知ることによって、保育園で利用するときの参考にしてみてくださいね。
保育園側のメリットとはどういうもの?
保育園側の1つ目のメリットは、個別におむつの管理をしなくても良いという点です。保育園では、毎日平均で1人当たり約5枚程度のおむつを使用します。1枚ずつ名前が書かれたおむつを毎日250枚ほど管理する必要があるのです。しかしおむつのサブスクなら保育園にあるものを使用すればよいので、保育士さんの負担も少なくなります。
そして2つ目は保護者への補充連絡の必要がないという点です。おむつのサブスクを利用していない場合は、ほとんどの保育園で保護者へおむつの補充連絡を行います。毎日多忙な業務を行っている保育士にとっては、この補充連絡もやはり負担でしょう。このような業務の負担が、おむつのサブスクによって軽減されるのです。
もちろん保護者側のメリットもある
次に、保護者側のメリットをご紹介していきたいと思います。まず1つ目は何といってもおむつを保育園に持参する必要がないことでしょう。雨の日など手荷物が多い日も安心です。またおむつ1枚ずつに名前を書く手間からも解放されます。
2つ目は、何枚おむつを使っても定額ということ。サイズアップするとおむつ1枚の単価も上がりますが、使い放題ならお得ですね。
おむつのサブスクはとても効率的
おむつのサブスクを利用することによって、保護者側・保育園側、両方にメリットが多いという事が分かりましたね。親の負担や保育士達の負担を減らすことは、子どもたちにもいい影響を与えるのではないでしょうか?保育園側は個別におむつの枚数や種類を管理する手間が省け、保護者側は毎日かさばるおむつを手荷物に詰め込む負担から解放されます。このように、おむつのサブスクはとても効率的なサービスだと言えるのです。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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