海外ではどんな感じ?
具体的に、海外ではどのような性教育が行われているのでしょうか。
イギリス
イギリスでは、幼児向けに「プライベートパーツ(陰部、局部)」を大切にしなくてはいけないということを、子どもたちを性被害から守るための「PANTS」キャンペーンとして展開している団体があります。
幼児の頃から、下着の中のプライベートパーツは人には見せない、見せてといわれたときにはNOといっていい、内緒にしようといわれても誰かに相談するべき、ということを伝えています。こうして小さな頃から自分の大切なパーツを知ることで、自分の身を守る術を子どもに教えています。
フィンランド
フィンランドでは、中学1年の生物学で、人間の生殖器の役割を教え、精子と卵子から受精卵ができ、子どもが生まれるまでを勉強します。そして2年生では、避妊についての教育のために、コンドームの袋を開けて模型につけるまでやるそうです。その際には、コンドームの使用期限のことや、破れていないかの確認が必要なことも伝えます。大人が話さないことで、性行為や妊娠が悪いことなのだという印象を与えることが、逆効果になると考えられています。
インド
カースト制度のあったインドでは、日本と同じく性教育をタブーとする風潮が根強く残っています。結婚生活の中だけに性行為が成り立つという考えが強いため、性行為について教えることは正しい結婚につながらないという考えがあるからです。しかし、経済発展の目覚ましいインドの実情にはそぐわないもので、教育者などが性教育の必要性を訴えている段階です。
おわりに
いかがでしたか?日本人の感覚からすると、少し衝撃的な内容だったのではないでしょうか。
自分の子どもが性被害に遭わないために、また、思いがけず加害者にならないようにするために、どのような性教育が必要なのか、今一度家族で話し合う必要があるのかもしれません。
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40代前半。15年間の義両親同居のモラハラ生活を経て離婚、現在は15歳の長男と10歳の次男と3人で暮らしています。子どもたちにはそれぞれ特徴のちがう発達障害があります。離婚後、保育士資格を取得し、いかに自立していくかを模索中です。
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