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保護者会に参加するメリット
保護者会に参加する意味はあるのでしょうか?保護者会は学校と子どものクラスメートの保護者を知るとてもよい機会です。保護者会に参加した感想をまとめました。
保護者会は有意義だという保護者の考え方
保護者会に参加してよかったという声として、「子どもへの印象や問題などが担任と保護者の間でギャップがあることが分かった」と子どもを客観的に見られてよかったというものや「学校で何を目標に学んでいるのか、どんな問題が生じているのかが分かってよかった」などと、学校全体のことが知れてよかったという意見があります。
そのほかにも「子どもがよく遊んでいる子の親がどのような人か知れてよかった」「他の家庭でも同じ悩みを持っているのを知れて安心した」という感想が聞かれます。
なかなか知ることのできない先生の声
保護者同士が顔見知りになることをメリットと考える先生は多く「トラブルがおきたときに学校での様子や友人関係、友人の保護者について知らない場合、その悩みや混乱が大きくなるので参加する意義は大きい」と保護者同士が顔見知りになるとことで共通理解が図れると考える先生はたくさんいるようです。また「家庭と学校では子どもの顔が違う。それを知るよい機会になるので参加してほしい」や「何かあれば個別に相談する」という保護者がいるが、個別に対応する時間を取るのが難しい」という意見もあります。
こちらは参加する保護者からもよく聞くものですが「あまり参加しない親や、参加してもずっとスマホをいじっている親、ずっとおしゃべりをしている親の子は問題があることが多い」「正直、保護者会に来てくれる親の子どもは問題がない場合が多く本当に来てほしい問題のある子の親は来ない」という声も聞かれます。
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保護者会は欠席してもいい?
参加は強制ではないので、保護者会を欠席するのは任意となります。大事なお知らせなら、プリントや連絡網で必ずいきわたるようになっていますし、欠席したからといってペナルティーもありません。小さいころとは違って、子どもも自分のことは自分でできるようになってきて、親の介入がどこまで必要なのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。家庭は家庭、学校は学校、とある程度任せておきたい心理があるのかもしれません。保護者会を欠席する理由でよく聞くものをまとめてみました。
ママ同士の人間関係が面倒
保育所や幼稚園のママ友付き合いですっかり疲れてしまった方は、これ以上ママ同士の人間関係は面倒!と思ってしまうようです。確かに、顔を合わせておいて知らんぷりはできませんが、小学校の保護者会では、あいさつ程度で付き合いをすませることは可能です。親密に話をする時間はあまりないので、新たな人間関係に巻き込まれることはほぼありません。参観後から保護者会までの手持ちぶさたな時間は、壁に貼られた子どもの絵や書道作品などを見てやり過ごしておきましょう。
重要な話はしていないし時間の無駄
保護者会で配られるプリントは、欠席者にも後日きちんと配られます。重要なお知らせは書いてありますし、よく読めば問題はありません。子どもは楽しく通学しているし、保護者会は時間の無駄と考える方もいます。もちろん慣れていない先生だと、プリントを読み上げるだけということもありますが、上手な先生はプリントにはないお話をしてくれることも多いのです。クラスの雰囲気や問題点など、大人の視点で語られる状況説明は、家庭での対話にも役立つはず。「担任の先生、面白い人だね」と話せるだけでも、子どもとのコミュニケーションが深まります。特に思春期の入り口に立っている高学年との対話に効きます。
保護者からの一言で何を話せばよいのか分からない?
「保護者会」と聞くと先生だけでなく保護者も話をしなくてはいけないと思い、身構えてしまいそうですが、それはあまり気にしなくてよいのです。学校に対する意見や思いが特にないのであれば、自分の名前と参観の感想や子どものことを一言二言で伝えるだけで何の問題もありません。他の方の話を聞いていて、自分も何か意見したくなる場合もありますし、そうでない場合は「緊張していて」や「話すのが苦手で」と言えばよいのです。
下の子どもの居場所がない
保護者会の間は、下の子どもを連れて行っていいの?と悩んでいる保護者もいます。先生が真面目な話をしているときに下の子どもが泣いたり、うるさくしたりする可能性があるからです。中には不愉快に感じる保護者の方もいるかもしれません。確かに下の子どもがいれば、保護者会の妨げになることもあるでしょう。上の子のために保護者会に参加したいのに、物理的に下の子どもを預かってくれる場所がないため、欠席するしかないのはもったいないですね。
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欠席するときの注意点
保護者会に出ないからといって無責任な親だというわけではありませんし、子どもとのコミュニケーションを持てていれば、欠席してもさほど困ることはありません。ただ、少し気をつけておきたい点があります。
プリントはよく読んでおこう
欠席しても、保護者会や懇談会の資料はあとから必ず配布されます。事前配布の学校もあるので、気をつけておきましょう。子どもが渡し忘れたり、なくしたりしないよう催促してください。そして内容をよく読んでおくことです。もし疑問があれば、できれば知り合いのママにたずねるか、クラス委員をしているママに聞けるといいですね。提出物の期限や公的書類の書き方などの事務的な用件以外は、先生に連絡するのは避けた方が無難です。個別対応の時間を節約して情報を共有するために保護者会を開いているわけですから、問い合わせが多ければ先生の負担が一層増えてしまいます。しっかり読んで、どうしても分からないことだけたずねるようにしましょう。
出欠票には丁寧に理由を書く
おそらく、ほとんどの小学校では事前に出欠票を提出するシステムになっていると思います。その際、「欠席」と書くだけではなく、できれば丁寧に理由を書いておきましょう。例えば、「習い事の送り迎えがあるので欠席します」とか「仕事が休めないので欠席します」といった具合です。「何かありましたらご連絡ください」と書き添えておくのもよいでしょう。先生としては、「はっきり問題が起こったわけではないが心配なことがある」という用件は、できるだけ保護者と顔を合わせて話をしたいと思っているのです。欠席する場合は、「コミュニケーションを取りやすい保護者」という印象を持ってもらえるようにしておくと、何かあったときに話がしやすくなります。
おわりに
いかがでしたか。小学校の保護者会事情についてなんとなく理解していただけたのではないでしょうか。保護者会には行く必要も義務もないのですが、「子どもの様子を少し見ておこうかな」という感じに気楽に参加できればよいですね。学校生活のことをあまり話してくれない子どもの親御さんこそ保護者会に参加した方がよいかも知れません。
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