「うちの子もそろそろ1歳健診の時期。でも健診は“何のため”に“どんなこと”を“いつ”するのかしら?」という疑問を持つお母さん、お父さんは多いかもしれません。大人が定期的に健康診断をするように、赤ちゃんも、成長に合わせた健康診断が必要なのです。今回は赤ちゃんの「1歳健診」に注目し、その概要をまとめてみました。
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1歳健診を受ける目的
健康状態や発育・栄養状態を確認できる
赤ちゃんの健診を乳幼児健康診査と呼び、年齢に応じた健康・発育・栄養状態をチェックする目的で行われています。先天的な病気の有無、発育に関するトラブルなど、早期に発見できるメリットがあります。
必要な予防接種の確認をしたり、言葉の発達の確認をしたり、離乳食での栄養摂取についてチェックしたりと、子育てしていくうえで必要な知識を得ることが可能です。
赤ちゃんの健康状態だけでなく、普段気になることを保健師や小児科医に相談できる点もメリットといえます。育児の不安を解消させる目的も含まれています。
また、1歳の記念として受診するケースも少なくありません。1歳健診は義務化されていないため、受診しない赤ちゃんも多いですが、1歳健診で記録を残すという目的もあります。
1歳健診を受けられる場所と費用
地域によって異なる
1歳半健診は義務化されているもので、各自治体が無料で行っているケースがほとんどです。しかし、1歳健診は任意のものであり、自治体によっては1歳健診を行っていないケースもあるようです。その場合は実費負担で、小児科で受診することになります。まずはお住まいの自治体に確認することから始めましょう。
1歳健診を実施していない場合は、かかりつけの小児科へ相談し、受診してください。1歳健診の費用の相場はおよそ2,000円~4,000円となっており、地域によって異なります。
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1歳健診の内容その1
身体測定
身長と体重、頭囲と胸囲をチェックします。発育は平均値と比べてどうか、確認することができます。
身長は赤ちゃん用の測定器へ寝かせた状態で測ります。慣れない場所で寝転がることを嫌がる赤ちゃんも多いようですが、暴れないように声をかけたり、看護師さんと協力したり、いろいろと工夫して測定してもらいましょう。
体重は赤ちゃん用スケール、またはかごが付いた体重計で測ります。施設によってタイプが異なりますが、動いて落ちてしまわないように、気を付けながら見守りましょう。
頭囲・胸囲は、1歳になると正確な数値が測れるようになってきます。しかし、力が強くなって正確に測れなくなるケースもあるため、おもちゃを使ったり、興味があるものを見せたりしながら測ってもらいましょう。
1歳健診の内容その2
全身チェック
赤ちゃんの頭のへこみ(大泉門)の状態をチェックします。てっぺん前方にあるもので、ひし形のようなくぼみになっており、触ると柔らかい感触があります。1歳半から2歳までに閉じるとされていますが、1歳の時点でどうなっているか、状況を確認してもらいます。
胸とお腹の動きが正常かもチェックしていきます。聴診器をあて、心臓の音・腸内の動き・呼吸音に異常がないか調べます。そのほか、皮膚や性器の状態もチェックしていきます。
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