子どもの成長について、周りの子どもと比べて遅れを感じ、心配になっているママもいるのではないでしょうか?特に、言葉の出る時期については個人差がありますが、ただ言葉が遅いだけでなく、何かの原因がある場合もあります。何歳でどのくらいおしゃべりができているものなのか。男女の差はあるのか。毎日の生活の中でどんな言葉の伝え方をしたらいいのかをまとめました。
1.みんな何歳から話し始めている?
話し始める時期は個人差があり、なかなか言葉を話さないと思っていたら急に話すようになった、という子もいます。しかし、他の子に比べて言葉がなかなかでてこないと心配になりますよね。言葉が遅いといわれる目安をまとめました。
言葉が出てくる年齢は1歳頃から
1歳を過ぎると話し始める子が多いです。1歳半から2歳までには「ジュース のむ」など二つの言葉を組み合わせた言葉を発し、3歳までには「ママ おそと いく」など3語つなげて話せるようになるといわれています。1歳半で意味のある言葉がひとつもいない、2歳で二つ以上の単語を組み合わせて話せない場合は、言葉が贈れていると判断していいでしょう。もし心配になったら専門家に一度相談してみましょう。
女の子の方が話し始める時期が早い傾向?
よく女の子の方が男の子よりも口が達者といわれますが、一般的に、話し始める時期も女の子の方が早い傾向にあるといわれています。1歳4カ月頃に話す言葉の数は男の子が約30語なのに対して、女の子は約50語が目安とされています。話し始める時期や言葉の数の違いは、男性脳と女性脳の違いによるという説もあり、例えば男の子は一つのことに集中しやすく、周りの呼びかけや音が耳に入りにくいというケースも考えられます。しかし、これらに科学的なデータはないようです。あまり情報にとらわれずに、少し言葉が贈れていると思っても気にしすぎないようにしましょう。
言葉が遅い原因は2パターンある
言葉が遅いパターンは二つあります。ひとつは、ただ言葉の習得のスピードが遅いケースです。この場合、成長過程において言葉の遅れは目立たなくなります。もうひとつは、聴覚や発達に障害があり言葉が贈れてしまうケースです。ただ、幼児期の子どもは成長するスピードの個人差が大きいので、性格や環境などの要因もあり、言葉遅れの原因を特定するのは簡単ではありません。
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2.言葉を話し始めるのに大切なこと
子どもは、日常生活を通してさまざまな体験をし、いろいろな情報を蓄積し、言葉を発する準備をしています。「言葉の意味を理解する」「コミュニケーションをとる」「発音をする」この三つが、言葉がでてくる要素として大切なことです。
言葉が蓄積されて言葉の意味を理解する
子どもは、相手とのやりとりの中で言葉の意味を理解します。言葉を頭の中で蓄積させて、記憶された経験の中からこの言葉はこんな意味だと理解することができます。何度も語りかけ、言葉を蓄積させることが、言葉を話し始めるのに大切です。また、言葉数を増やすためにもたくさん語りかけてあげるようにするといいでしょう。
コミュニケーションをとりながら言葉を覚える
人は、赤ちゃんのうちから家族とふれあい、ぬくもりを感じていきます。じーっと見つめるだけだった赤ちゃんも、次第にしぐさや表情をまねしたり、声のトーンをまねしたりするようになります。言葉を覚えるためにはこうしたコミュニケーションをとることが大事です。赤ちゃんがいった言葉をそのまままねしていってあげると、同じ音が返ってきておもしろい、おしゃべりが楽しいと感じられます。また動きも同じで、伝わっているという安心感につながり、もっと伝えたいという気持ちになるのです。おむつ替えやお風呂の時間もコミュニケーションをとるのに絶好のチャンスですから大切にしたいですね。
自分の体を思い通りに動かし発音をすること
自分が思った通りに言葉を発するためには、肺から息を出し、口を動かし、舌や喉を使うなどの体の動きが必要になります。また、思い通りの言葉を選び、体を動かす指令を出す脳の働きもなくてはなりません。言葉の蓄積と、人とのコミュニケーションに加え、体や脳の発達が備わることで、はじめて言葉が出てくるようになるのです。口の筋肉を発達させるには、吹くことを遊びに取り入れるといいです。風車に息をふーっと吹きかけて回したり、細く切った紙を吹いてひらひらさせたり、楽しくトレーニングをしてみましょう。
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3歳と1歳の男の子のママです。美容とハンドメイドが好きです。
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