多人数でクラス数の少ない学級編成
多人数クラスと聞くとにぎやかで友だちがたくさんできるといったイメージがありますね!少人数学級編成が可能になってから、多人数学級についてのメリットやデメリットが目立つようになりましたが、実際にはどんな問題が生じているのでしょうか。
クラス学習や生活面でのメリット
互いに豊かな人間関係を築くことができ、集団の中で適切な習慣を身につけることができるほか、社会性を養いやすいのも多人数クラスの特徴です。また、クラス替えなどで人間関係の固定化が防げるので、たくさんの子と接することができます。さらに、大きな集団での学習や小グループによる活動などさまざまな学習形態にも対応することが可能です。
行事に活気があふれます!しかしその一方では
クラスごとに行う運動会や合唱祭などの行事では、少人数クラスと比べると声の大きさもパフォーマンスもダイナミックなものになり、集団の力が発揮されるため活気があふれますね!しかしその一方で、児童一人ひとりの活躍の場が減少してしまうデメリットもあります。目立つ子とそうでない子といった部分が際立ってしまうのです。
施設や教材・教具などに制限が生じてしまう
特別教室や体育館、運動場などといった学校施設や、教材・教具などの使用にも制限が生じる場合もあります。例えば、理科などの実験はグループごとに行うことが多いですが、自分は実験器具に触れないまま終わってしまった、なんて経験を持つ児童もいます。また、これらは学校の中だけではなく、学校外授業などの施設の予約が困難なこともあるのです。
やんちゃな児童がいるとクラス全体に影響が?
やんちゃな児童がいるとその生徒を注意したり声をかけたりする度に授業の進行が滞ったりしてしまう可能性もあります。また騒いだり立ち歩いたりするとまわりの児童も流されてしまい、同じような行動をとってしまう危険も。そうなってくると、真面目に授業を受けたい生徒にとってはかなり迷惑な状況になってしまいます。
おわりに
いかがでしたか?少人数と多人数のクラスそれぞれのメリットデメリットを挙げましたが、学校の方針や担任の先生によって違いも生じてきます。そして何か疑問点があれば先生に質問してみるのもいいでしょう。小学校の対応方針なども分かってくると思います。
文部科学相・財務相は現在は40人(小学1年は35人)と定められている公立小学校の学級人数を、2025年度までに段階的に全学年で35人に引き下げることで合意しました。40年間も変わらなかった40人学級ですが、英語、プログラミング教育の新たな学びも増えたこと、不登校・いじめ・暴力問題、さらに新型コロナウイルス感染予防をしながらの授業をするにあたり生徒への目配りが今以上に必要になってきたからでしょう。
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1歳の息子がいるシングルマザーです。最近は息子とのお菓子作りにはまっています。
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