保育園や幼稚園への入園を控えて、ママたちを悩ませるのが“入園グッズ対策”です。手作りじゃないといけないの?何をどうやって作るの?と、疑問も多いですよね。手作りが趣味という人ならまだしも…裁縫が苦手な人や、ミシンを持っていない人はどうすればいいのでしょうか?そんなママもご安心を。簡単に作る方法や、自作以外で入手する方法もありますよ。今回は入園グッズ対策におすすめの方法を五つご紹介します!
手作りマスト⁉幼稚園・保育園の入園グッズ事情
まだ小さいころ、お母さんのお手製バッグを持って登園していた。そんな思い出があるママも多いことでしょう。時代は変わって今の幼稚園や保育園はどうでしょうか。働くママも多いのだから何事も合理的に…といいたいところですが。現代でも“入園グッズはお手製”がスタンダードの園も多いようです。まずは入園グッズの事情を見ていきましょう。
園からの指令にドキドキ!入園グッズ事情
わが子の入園先が決まってホッとしたのもつかの間、4月の入園までには準備するものが盛りだくさんですよね。幼稚園児の母である筆者も、2月~3月は手作り対策に頭を抱えていました。園からの指令書ならぬ、「入園のご案内」を今か今かと待ちわびて…いざ資料を見たら「わー!こんなにあるの!」とビックリしたものです。
入園グッズの内容は園によって千差万別ですが、一般的なものは次の通りです。
レッスンバッグ
着替えや保育用品などを入れる手提げ袋。縦横30cm×40cm程度が主流です。
上履き入れ
室内シューズを入れる縦長の袋です。はだしで過ごす園では必要ない場合も。
ランチ袋、お箸入れ
お弁当箱を入れる巾着。ちなみに長女の園では給食利用でもお箸とフォークを入れるためにランチ袋が必要です。
着替え入れ
体操着やお昼寝用のパジャマなどを入れます。大きめの巾着かナップサックが定番です。
上記の他にもうがい用のコップを入れる巾着袋や、ランチョンマット、コップ入れ、はさみ袋、布団カバー、絵本バッグなどなど…。挙げればきりがないほどたくさんの入園グッズがあります!
点数としては4点~多いところで10点ほど。さらに指定のアイテム以外に、ポケットティッシュケースやハンカチを入れるための移動ポケットなどを手作りするママも多いですね。
入園グッズは手作りじゃないといけないの?
お裁縫が苦手なママなら、真っ先に考えるのは「それ、市販品じゃダメなの?」という点ですよね。結論を先にお伝えすると園が特別なルールを設けていない限り、市販品でダメということはありません。ただし、サイズ・形状によっては市販品が見つからない場合もあります。見つからなければ作らざるを得ません。
また例年お手製グッズを持たせるのが当たり前になっている園では、一人だけ市販品を持たせることに抵抗感を持つママも多いようです。いざ子どもが通園してみて、周りの子がキャラクター生地で作られた色とりどりのバッグを持っていれば「自分も欲しい!」と言い出すのも時間の問題かもしれません。
こんな話は幼稚園に限ったことではありません。共働き家庭が主体の保育園であっても、縫いものをする機会はあります。市販品で済むものは市販品でOKという園が主流ですが、レッスンバッグなどメインのものは手作りする場合が多いようです。園の雰囲気次第ですが、保育園ママにとっても気が抜けない問題ですね。
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入園グッズの手作りを楽にする三つの対策
入園グッズは毎日使うものだから、お手製のものを作ってあげたいママもいることでしょう。どんな生地がいいかな?と、お子さんと相談しながら決めるのも楽しいでしょう。手作りにチャレンジしたいけれどお裁縫は苦手な人は、次に挙げる三つの方法がおすすめですよ。
これは助かる!入園グッズ手作りキット
最近ではレッスンバッグなどの園グッズを手作りするためのキットが登場しています。布が裁断された状態で届き、持ち手などの付属品も付いているから説明通りに縫っていくだけで完成します。
通園グッズは直線縫いだけで作れるものがほとんどなので、いざ縫い始めればさほど難しくはありません。大変なのはミシン作業に到達するまで!生地を買い、型紙を作って印を付けて、裁断して…この前工程がなくなるだけで、格段に手間が省けます!手作りキット専用のウェブショップもあるので、ぜひチェックしてみてください。
困ったときは手芸屋さんが相談役に
実際に生地を見て選びたい人は、手芸屋さんに相談するのがおすすめです。通園グッズといえばハンドクラフトの定番だから、スムーズに案内してくれるはずです。
筆者は手芸用品店「okadaya(オカダヤ)」で生地を購入しましたが「レッスンバッグを作りたいのですが…」の一言でテキパキと対応してもらえました。サイズは?と聞かれて園のプリントを差し出すと、必要なものをピックアップ。「レッスンバッグの余り生地で巾着が作れるから、必要な長さは…」といった計算までしてくれる親切さに感動しました。
もちろんお店によって対応はさまざまですが、お買いものだけでなく作り方の相談にも乗ってもらえる場合があります。講習会などを開催している店舗もありますので、ぜひ資料をご持参のうえ足を運んでみてくださいね。
定番品なら市販品+ちょい足しでもOK!
よくあるレッスンバッグや巾着類なら、何も一から作る必要はありません。サイズが合う市販品を購入して、アップリケやネームを付けるのもアリです。大型の手芸用品店なら大小さまざまなアップリケがそろいます。男の子なら乗りもの系、女の子ならお花やリボンなどかわいらしいデザインぞろいです。ひらがなやアルファベットのアップリケでネームを付けてもかわいいですね。
ミシンは苦手だけど手縫いや工作ならできる、という方はワッペン作りもおすすめです。フェルトを糸か接着剤でくっつけて、キャラクターや動物の形を作ります。クラス名…「ひよこ組」や「さくら組」といった、学級のモチーフをワッペンやアップリケで取り入れてもいいですね。組み合わせ次第で個性が出せて、温かみのある仕上がりになることでしょう。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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