新生児模倣と新生児微笑の違いは
新生児微笑とよく似た言葉で、「新生児模倣」というのがあります。この「新生児模倣」とは、まだ視力の弱い赤ちゃんが、周囲30センチメートルくらいの人物の顔をまねして、口を開けたり閉めたり、表情のまねをする現象です。
新生児は何でも学び吸収している
赤ちゃんは、生まれたばかりのときは小さくて首も据わらなくて、視力も弱くて・・・と、いかにも弱弱しい印象がありますが、赤ちゃんにはすごい生命力が備わっているのです。周囲の状況をしっかり吸収して生き延びていく力を備えて生まれてくる赤ちゃん。新生児微笑や新生児模倣も、そんな生き延びていく能力の一つではないかとも考えられています。
身近な人との関係性と表情の関係
赤ちゃんは、笑顔を交わすことで周囲の人とのコミュニケーションを図っているといわれています。周囲の人が、表情を豊かに赤ちゃんに接してあげることで、赤ちゃんもよく笑い、表情の豊かな子どもに育つことでしょう。たとえ最初は赤ちゃんが笑顔を見せてくれなくても、ママやパパ、周囲の人たちが笑顔で接することで、赤ちゃんはしっかりと愛情を吸収しながら成長していますよ。
赤ちゃんが声を出して笑い始めるのは
成長には個人差がありますが、生後6カ月~7カ月くらいになると、赤ちゃんが声を上げて笑い始めます。そのころには社会性もどんどん育って行って、周囲の状況をちゃんとわかっていたりします。赤ちゃんが笑ったら、笑顔で返してあげることで、コミュニケーションが深まり、情緒も安定してくるといわれています。赤ちゃんがうれしそうにしているときは、たくさんあやしてあげるといいですね。
おわりに
赤ちゃんの笑顔には、不思議な力があると思いませんか?赤ちゃんの成長には個人差があるので、もう〇カ月なのに笑わないとか、悩む必要はありません。要は、愛情をかけてあげて、大切に育ててあげることが大切で、その気持ちはちゃんと赤ちゃんにも伝わっていますよ。おおらかな気持ちで子育てできるといいですね。
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高校生男子と中学生女子の母。思春期真っ只中の2人の子育て、まだまだ奮闘中です。
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