「母子分離不安」かな?と思ったら
ここまで読んでいただいて、どうやらうちの子は「母子分離不安」かもしれないと思った方もこれからできる対処のしかたがあります。子どもとの関わり方次第で改善されていきますよ。どのような点に気をつければよいのか説明しましょう。
子どものそばを離れるときは必ず声をかける
子どものそばから離れるときは、たとえ短時間でも姿がみえる場所であっても必ず声をかけましょう。そして必ずすぐに戻るようにします。まだ言葉がわからない赤ちゃんのうちからこれを繰り返すことで、赤ちゃんは学習していきます。はじめは泣いてばかりいるかもしれませんが、だんだんわかってくれるようになるでしょう。言葉が話せる子どもにも同様に繰り返し行って理解してもらいます。
泣いても叱ったり突き放したりしない
後追いが激しかったり、泣き喚(わめ)かれたりばかりだと、ついイライラして突き放したり強く叱ったりしてしまいそうになるかもしれませんがそこはグッと我慢しましょう。できるだけ優しく接し、思いきり甘えさせてあげてください。泣いているのは不安だからです。忙しくても必ず手を止めて子どもに向き合って声をかけてあげましょう。いつしか安心して自分から離れていってくれますよ。
はじめての場所では母親も一緒に楽しそうに遊ぶ
はじめて行った公園で楽しそうな遊具があっても、なかなか母親のそばを離れることができず遊べないことがあります。このようにはじめての場所や知らない人が大勢いる場所では恐怖を感じているのです。そんなときは、無理やり引き離して遊ばせるようなことはせず、母親も一緒になって遊び安心させてあげましょう。楽しく遊ぶことがポイントですよ。
おわりに
「母子分離不安」は子どもとの関わり方ひとつで、だれにでも現れる可能性があるともいえます。母子分離不安の真っただ中にいるときはつらく、終わりがみえないかもしれませんが一生は続きません親子の絆を深め、子どもが安心して母親の元から離れていってくれる日を待ちましょう。
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http://tamagoo.jp/childcare/summary-of-2-year-olds/
小学生と高校生の2人の男の子の母です。海の近くに住んでいます。
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