「セレブ幼稚園」という言葉を、週刊誌の見出しで見たことがある人は多いかもしれません。しかしこの幼稚園は大きなお金がかかり、芸能人や会社の経営者くらいしか子どもを通わせることはできないとも思われています。ここではセレブ幼稚園に一般人はいけないの?通うには年収いくらから?ママ同士の付き合いは?などについてご紹介します。
セレブ幼稚園とは?普通の幼稚園と違うの?
芸能人やお金持ちが通うイメージがあるセレブ幼稚園。実際どんな幼稚園なのか、一般的な幼稚園と何が違うのかはあまり知られていません。そこでセレブ幼稚園と言われる幼稚園と、一般的な幼稚園の違いについて以下にお伝えしていきます。
セレブ幼稚園の特徴や魅力とは?
セレブ幼稚園といえば、芸能人がこぞって通うイメージがあります。単純にお金が高いだけじゃないの?と思うかもしれません。しかしセレブ幼稚園には、一般の幼稚園とは違う特徴や魅力があります。大きな特徴としてはエスカレーター式がほとんどで、「〇〇付属」と名のつく幼稚園が、セレブ幼稚園だというケースが多いです。
≪例≫
- 青山学院幼稚園
- 成城幼稚園
- 学習院幼稚園
- 白百合学園幼稚園
- 聖心幼稚園
一貫校なので、入園時に受験が必要とはなりますが、一度入ってしまえば、大学までとんとん拍子に進むことが魅力です。ただ節目には一般的にいう試験が存在しているので、全く勉強しなくてもOKというわけではありません。中には宗教などの思想を勉強する幼稚園もあるので、通わせてみたい幼稚園それぞれの特色を見学などで確認してみてくださいね。
セレブ幼稚園入園に必要な試験について
セレブ幼稚園の中には、入園試験が必要な場合とそうではない場合どちらもあります。名門と言われているような芸能人の子どもがたくさん入園している幼稚園では、基本的に試験があると思っておくと良いでしょう。
試験内容はそれぞれ違いがあるようです。発達状況を確認する知能テストや健康状態を確認する運動テスト、集団生活に対する適応性を確認する行動観察テストがあります。これらのテストは、子ども向けの適性検査のようなものでどのテストを行うのか、組み合わせて行うのかは幼稚園によって違いがあります。
そのほかにも親子の関わりや親離れができているかを確認する親子テスト、考え方や幼稚園と方向性が合致しているかを確認する面接が行われることが多いです。テストはランダムに行われますが、親子での面接はほとんどの幼稚園で採用されています。
一般的な幼稚園との違いやデメリット
一般的な幼稚園との違いは、やはり試験の有無や料金の高さです。一般的な幼稚園の場合は、入園金も数千円から数万円程度が一般的。セレブ幼稚園になると数十万円が必要になります。
また一般的な幼稚園と比べるとセレブ幼稚園は、受験対策を行うために非常に早い段階から対策を行なっている人が多いです。入園の少し前からでは遅く、さらに早くから慣らしておけばよかったと後悔することもあります。ただ、こうした受験対策に親子ともども疲れてしまう可能性があるのは、最も大きなデメリットだと言えるかもしれません。
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セレブ幼稚園の入園費用や親の平均的な年収
セレブ幼稚園の場合は、一般的な幼稚園とは比べものにならないくらいに入園費用がかかります。ここでは、わかりやすく東京で超有名なセレブ幼稚園の入園費用についてご紹介するとともに、こうしたセレブ幼稚園に入園するための平均的な年収についてお伝えします。
東京でのセレブ幼稚園とはどういうところ?
芸能人の子どもが多く通うセレブ幼稚園には基本的に「若葉会幼稚園」「愛育幼稚園」「枝光会幼稚園」と3つの幼稚園に選択肢が分かれています。代表的なセレブ幼稚園の入園費用について、どのぐらいかを次に見て行きましょう。
セレブ幼稚園の入園費相場とは
セレブ幼稚園と呼ばれる幼稚園の入園費はまちまちですが、大体60万円からというところが多いです。高いところでは100万円以上する幼稚園もありますが、なぜここまで幅があるのでしょうか。それは保育費が年齢によって違うことと、代表的なセレブ幼稚園の場合は、必ず入園時試験があるので受験料が発生するからです。その他にも、希望者に必要な給食代や施設充当費も幼稚園によってまちまちなので、費用相場が変わってきます。
セレブ幼稚園の費用の特徴や必要年収
一般的な幼稚園とセレブ幼稚園での大きな違いは、願書代と寄付金が必要なことです。願書を出すだけでもお金が必要になりますし、寄付金は任意とは言われていますが、出さない家庭はありません。寄付金は相場的に10万円からのお気持ち程度となっていますが、入園費用の相場から推定すると、大体50万円くらいは寄付していることがわかっています。
また、一般的な幼稚園との大きな違いがある費用面をまかなうためには、どれぐらいの年収があれば安心して通わせることができるのでしょうか?年間数百万円必要になる幼稚園もあるので、一概には言えませんが、大体1,000万円からが親の年収の平均です。学費を1番に考えているのであれば、そこまでなくても良い場合もありますが、それでも800万円近くないと辛いかもしれません。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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