冬は乾燥の季節。乾燥はさまざまな弊害をもたらします。例えば、インフルエンザウイルスは乾燥した空気が大好きですし、肌はカサカサかゆかゆに。加湿器を使うのも一つの手ではありますが、加湿器を使わず部屋を快適な湿度に保つ方法がたくさんあるのを知っていますか。今回は、その中から特におすすめする八つの加湿器を使わない加湿の方法をご紹介します。
家事の延長でかしこく加湿する方法
日常的に行っている家事の中にも、ほんの少しやり方を変えるだけで加湿効果を得られることがあります。それは、洗濯や掃除の仕方です!具体的にどこを変えればいいのでしょうか?就寝時の加湿のポイントとあわせてまとめます。
1.加湿器なし加湿の大定番!洗濯物の室内干し
加湿器を使わない加湿の代表と言えばこれ「洗濯物の室内干し」。梅雨時には憂鬱(ゆううつ)な室内干しですが、乾燥の季節はお部屋に潤いをもたらしてくれます。日差しの入る窓辺やエアコンの風があたる場所などに干せば、乾きも早くなり一石二鳥。ただし、加湿効果があるのは乾くまでなので、こまめに洗濯してこまめに干すようにしましょう。なお、洗濯物がない時はぬれたバスタオルを1枚干すだけでも違います。
2.フローリングの水拭きとその方法
お部屋の床がフローリングの場合、掃除機をかけるだけでなく水拭きをしてみましょう。フローリングワイパーに水拭き用のシートをつけて拭けばそれほど大変な作業ではありません。お部屋はピカピカ、ついでに加湿ができます。フローリングの面積が大きい方がより効果的。ただし、あまり水拭きをし過ぎるとフローリングのワックスの寿命が短くなるのでほどほどにしておきましょう。
3.就寝時はコップ1杯の水で乾燥トラブルを防ぐ
就寝時の乾燥を防ぎたいなら、フタをしていないコップ1杯の水をベッドサイドにおくだけでも効果が。また、口の広がった器の中に半分程つかるようにコーヒーのペーパーフィルターを入れれば、自作の気化式加湿器となりさらに威力を発揮します。気化式の加湿のいいところは、湿度が低ければ蒸発量が増加し、湿度が高い場合には蒸発が抑えられるところ。つまり、自動的に湿度調整が行われるのです。
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部屋をおしゃれにしながら加湿する方法
部屋の中に心地良い空間を作りつつ加湿もできる、そんな方法があります。ちょっと手間暇はかかってしまいますが、育児のいい気分転換になり、いずれ子どもが大きくなった時には一緒に楽しむこともできるこの方法。検討してみる価値はあります。
4.観葉植物の蒸散効果で加湿する
お部屋に観葉植物をおくと、植物の葉からの蒸散作用による加湿が期待できます。ただし、蒸散作用は植物が温度の上昇から葉を守るためのものであり、気温が低いとあまり作用しない場合もあるのでおく場所には注意が必要です。また、生花のフラワーアレンジメントやハーブの水耕栽培などは植物そのものに加え、花瓶や水耕栽培キットそのものからの蒸発による加湿も期待できます。
5.水槽の中の世界に癒やされながら
お部屋の中に金魚鉢や水槽をおいておくのも加湿効果が期待できます。熱帯魚を飼ってヒーターで水温を高くし、エアポンプなどで水を循環させるのが一番効果的ですが、魚のお世話をする余裕がないという場合には石や流木、水草などで世界を表現するアクアリウムでもかまいません。これだけでお部屋に癒やしの空間が生まれ、育児に忙しいママもゆったりとした気分になれるのではないでしょうか。
6.アロマの香りで湿度も心もリフレッシュ
とても直接的ではありますが、霧吹きで水をまくという方法も。空間に向かって水をまく方法と、カーテンに向かってまく方法があります。まく時はできるだけ細かいミストになる霧吹きを使うのがポイント。アロマが好きな人はアロマオイルを加えた水をまくとリフレッシュ効果も期待できます。ただし、カーテンはまきすぎるとカビの原因になる場合もあるのできをつけてください。
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7歳の男の子と4歳の女の子の母です。試行錯誤の子育てですが、子ども達に成長させてもらっています。
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