子どもが人見知りをするのは、自分の身近な人と他人とを認識できているということであり、ちゃんと成長しているという証でもあります。それが分かっていても、いつまでこの人見知りは続くの?なんとかやわらげる方法はない?と思ってしまうこともあるかもしれません。今回は子どもの人見知りの行動について、またその子どもへの接し方を紹介します。
人見知りの子どもがとってしまう行動
人見知りは子どもの成長に合わせて少なからず出てくるものです。子どもの「もしかしてこれって人見知りなのかな?」と今までよく分からなかった行動も、実は人見知りの行動かもしれませんのでチェックしてみてくださいね。
相手から距離をとって遠ざかろうする
自分がよく知らない人からの視線にさらされることで、子どもはとてもストレスを感じてしまいます。その視線に対して子どもは恐怖を抱いてしまうため、離れていこうとしたり、お母さんの後ろに隠れてしまったりするのです。逃げるまではいかないものの、その場でじっとうつむいたり、もじもじしたりするのも、同じような感情からあらわれる行動です。
とにかくヒステリックに泣き叫ぶ
その子どもの人見知りの程度にはよりますが、どうしても子どもを人に預けて出掛けなければならない場合もありますね。そんな時にお母さんと離れると大泣きしてしまう子もいるでしょう。もっと激しい人見知りの場合だと顔見知りのおじいちゃんおばあちゃんであっても、話しかけられたり近づかれたりするだけで泣き出してしまうということもあります。
固まってしまう、凝視する子もいる
子どもにとってあまりよく知らない人、慣れていない人が突然自分の前に現れた場合に、今までやっていた行動や遊びをすべて停止してしまって固まったり、現れた人を凝視してしまったりすることもあります。じっと穴が開くくらいに見られると「人見知りというわけではないのかな?」とも思うかもしれませんが、これも人見知りの一種の行動なのです。
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子どもはどんな相手に人見知りをする?
よく会う顔見知りの人以外には誰に対しても人見知りの行動をとってしまう子どもももちろんいますが、特定の人だけ、状況だけにその行動をとる子どももいるのです。こちらでは、比較的人見知りの子どもが人見知りの行動をとってしまいがちな相手や状況を紹介します。
急に接近してきたり、嫌なことをされたりする相手
あまり慣れていない人に急に触られたりすると、人見知りの子どもがおびえてしまうのは何となくお分かりですよね。ただ、お母さんに抱っこされている時に、慣れているはずのおじいちゃんやおばあちゃんに無理やりお母さんと引きはがされてしまうことも原因になることも…。それが嫌な思い出となって、次おじいちゃんおばあちゃんに会う時に嫌がってしまうようになるかもしれません。
親が苦手と思ってしまっている相手
2歳くらいになってくると子どもは、その場の雰囲気や親の思っていることを何となく察知するようになっています。ご近所さんなどで、もしお母さんが苦手だなと思っている人が話しかけてきたりすると、人見知りの子どもは「お母さんが苦手な人は怖い」と判断して逃げてしまったり、固まってしまったり、泣き出してしまったりすることもあるのです。
雰囲気的に近づけない場合もある
大人でも経験があるかもしれませんが、もうすでに出来上がっている輪の中に、自分が新しく入っていくのは勇気がいりますよね。これは子どもも同様で、人見知りの子どもならなおさらです。自分が新しい環境に飛び込んでいかなければならない場合、うまくその輪になじめずに固まってしまったり、泣き出してしまったりすることもあります。
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わんことうさぎと共にわいわい暮らしている主婦です。
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