赤ちゃんが生まれるとおむつが取れるまで毎日交換しなければなりませんね。そんな時に気になるのが使用済みのおむつの臭いです。季節によっては臭いが強くなってしまいますし、ゴミ出しの日まで時間があると心配なんてことありませんか?今回は、おしっこの臭いの原因やおむつの消臭・処理方法についてのアイデアをご紹介します。
おしっこの成分や臭いの原因を知ろう!
時間がたつと臭くなる赤ちゃんのおむつ、皆さんはどうやって処理していますか?赤ちゃんのおむつを消臭するために、まずはおしっこの基礎知識や臭いの元について知りましょう。また、臭いの元に効果のある成分についても併せてご紹介します。
そもそもおしっこってどうしてできるの?
体内には、必要とされることのない水や塩分、老廃物があります。これらは血液中に混ざると、フィルターの役目をしてくれる腎臓で取り除かれてきれいな血液となるのです。その時に必要なくなった水分や老廃物などの”ごみ”がおしっことして体外に排出されていきます。1日に排出されるおしっこの量は、大人でおよそ1・5リットルにも及ぶといわれています。
赤ちゃんのおしっこの量
月齢 | おしっこの量/1回 | おしっこの回数/1日 |
0~1カ月 | 5~20 ml | 15~20回 |
1~3カ月 | 10~80 ml | 15~20回 |
3~6カ月 | 10~80 ml | 15~20回 |
6~12カ月 | 50~180 ml | 10~16回 |
1~2歳 | 80~200 ml | 7~12回 |
注)個人差があります
排尿時は無臭!?臭いの元は「アンモニア」
おしっこは腎臓が健康な状態にあると、体外に排出される過程では全くの無菌状態となっているのです。また、ほぼ無臭状態でもあります。おしっこが臭いを放つようになるには、おしっこの成分である尿素と体外にある細菌が反応し、さらに分解されてアンモニアが発生することが原因なのです。細菌は繁殖を続けるため、時間とともにアンモニア臭が強くなります。
アンモニアに効く成分は「酸」!
おしっこの臭いの原因はアンモニアですが、アンモニアは「アルカリ性」に属します。そのため「酸性」で中和してあげることで臭いを軽減することができるのです。酸性というと、かんきつ類に多く含まれているクエン酸や酢酸、りんご酸などが挙げられます。クエン酸は100円ショップなどでも手に入りやすいのでおすすめですよ。
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身近に手に入るものでおむつの消臭をしよう
まずは家庭内にあるものや簡単に安く手に入るグッズを使用しておむつの消臭をしてみましょう。ここでは、おしっこやうんちをした時に使えるおむつの消臭方法や、緑茶でできる万能消臭剤についてご紹介していきます。
おしっこのついたおむつにはクエン酸を
上記でもアンモニアに効果のある成分は「酸」とご紹介しましたが、おしっこのついたおむつにはクエン酸を使用しましょう。水と混ぜてスプレーボトルに入れてクエン酸スプレーを作っておけば、いつでも簡単に消臭することができますね。ゴミ箱に吹きかけるだけでも効果を発揮しますよ。酢酸も似た働きをするのですが、ツンとした臭いがあるためクエン酸をおすすめします。
うんちは流してから重曹をふりかけよう
うんちをした場合は、まずうんちだけをトイレへ流します。その後、うんちがついた部分に重曹を直接ふりかけてから普段通り捨てるだけで臭いが発生するニオイを抑えてくれるのです。また、日にちがたつとさらに臭いがきつくなりますので、ゴミ箱の底へ重曹を巻いておいたり、捨てるたびに上から重曹をふりかけたりするのも良いですよ。
万能消臭剤!緑茶の成分は臭いに効果的
緑茶にはポリフェノールが多く含まれていることから、ニオイ成分を吸着し、消臭してくれる作用があるのです。また、緑茶に含まれるタンニン酸などと呼ばれる有機酸によって消臭効果がより一層高まります。さらに、抗菌・抗酸化作用もあるため、雑菌が繁殖するのニオイを抑えるてくれる働きもあることから、おむつの臭いにも効果的です。お茶がらを乾燥させたものをおむつのゴミ箱に入れておくのも良いですね。
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1歳の息子がいるシングルマザーです。最近は息子とのお菓子作りにはまっています。
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