小学校生活で何かと出番が多い「リボン結び」。大人にとっては当たり前にできるリボン結びですが、指先の器用さを問われますので、幼児にとっては厄介です。コツコツと練習させるしかないのですが、飽きっぽい小さな子どもへの教え方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ここでは、親子で楽しくリボン結びの練習ができるように、上手に導く方法をご紹介します。
リボン結びの教え方、最初にすること
リボン結びを習得するための道具を用意します。市販の知育グッズでも良いですし、手作りしても良いですね。手作りはハードルが高そうと思われるかもしれませんが、自宅にあるものや100均で手に入るもので簡単に作れます。子どもの意欲がわく道具を用意できることが理想です。
子どもと一緒に道具作りから始める!
どうせなら、道具の準備も楽しみたいという方は、自作がおすすめです。用意する材料は段ボールや牛乳パック、厚紙などのかたい紙と2種類のリボン、そしてリボンを固定するためのテープだけです。作り方もとても簡単で、牛乳パック片面分くらいの大きさにカットした紙の裏側に、テープでリボンをそれぞれ貼り付けます。紙の左右からリボンを表側にまわして完成です。リボンの長さは、子どもの練習がしやすい長さに調節してあげます。左右のリボンは、それぞれ別の種類のリボンにしますが、太さは同じものにしましょう。別の種類のリボンを使う理由は、どちらのリボンをどのように動かすのか、目で見てわかりやすく、親も言葉で説明しやすいからです。100均や手芸店などでお子さまにお気に入りのリボンを選ばせてあげても良いかもしれませんね。
市販の知育道具を活用しても便利
リボン結びを練習するための知育グッズもたくさん販売しています。本屋さんに売られているトレーニングブック系をはじめ、木製の知育玩具など、さまざまな種類のものがあります。いろいろ見て気に入ったものを購入しましょう。たいていのグッズが、リボン結びだけでなく「紐通し」などの他のトレーニングもできるようになっています。他にはどんな練習ができるのかも選ぶ際のポイントです。また自作の方がお金はかかりませんが、弟や妹がいる場合など、ずっと使う予定ならば、頑丈に作られている市販のグッズも便利ですよ。
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少しずつリボン結びの難易度をあげて教える
道具がそろったら、いよいよ練習開始です。最初は子どもを膝の上に乗せるか、横に座ってお手本を見せてあげます。動きを見せるだけでなく、言葉も使って丁寧に伝えてあげましょう。それからいっしょにリボン結びを実践していきます。
基本のリボン結びをマスターする!
リボン結びの練習の前に、固結びができるか確認をします。固結びができない場合は、まずは固結びの練習をしましょう。固結びをクリアできたら、いよいよリボン結びです。まず左右2本のリボンを交差させます。上になったリボンを下のリボンにくぐらせて、下側のリボンで輪を作り、上になったリボンをかぶせるようにして輪に通します。そして両方の輪をキュッと引っ張れば完成です。縦結びにならないように、上のリボンを輪に通す方向に注意しましょう。
ゲーム感覚でとにかく何度も繰り返す!
とにかく何度も練習をして習得するしかないのですが、ほどいて結びなおすことを繰り返していると、徐々に飽きてくる子もいます。そういう場合は、「お母さんと競争しよう!」と声をかけてどれだけたくさんのリボン結びができるか競争する、気分を変えていろいろな種類のリボンや紐でためしてみるなど、ゲームのように楽しめる工夫をしてあげましょう。ただし、早さを競うとどうしても仕上がりが雑になりがちです。その時は、リボンの形をきれいに整える方法も教えてあげます。女の子なら、お人形にドレスを着せて、その上からウエスト部分にかわいいリボンを結んであげるなど、おしゃれ心をくすぐる遊びもおすすめです。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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