お子さんの学力レベルや、将来の進学プランを見据えた時、それを助けてくれる一つとして「塾」は重要な存在です。しかし毎月の塾代は決して安いものではありませんし、せっかく入れたのにお子さんに合っていない等で時間を無駄にしてしまうのは避けたいものです。失敗しない塾選びとは、どこをポイントとして考えるべきなのか?比較ポイントを六つに絞りご紹介します!
まずはじめに:目的によって決めましょう
前段の話になりますが、塾を選ぶ際の「目的」をはっきりさせましょう。中学受験を目的としているのか、はたまた家ではなかなかうまくいかない「勉強の習慣づけ」が目的なのか、学校の授業や宿題で分からなかった箇所を復習させたいのか等により、選択する塾のタイプが変わってきます。
<パターン1>中学受験を考えている場合は
各志望校の入試問題の傾向をしっかりと把握した、大手の中学受験専門の進学塾が適していると思います。ほとんどの塾は小学校5年生と6年制の2年間を使い、受験対策のカリキュラムを組んでいるため、5年生に入るまでには入塾しましょう。6年生からですと、夏前には試験問題ばかりの専門講座に入るため、間に合わない可能性があります。
<パターン2>勉強する習慣をつけさせたい場合は
学年にかかわらず、家庭学習がなかなか思うようにいかないなど、親が勉強を一緒にみてあげられない場合は、塾に通わせてそこで学習の全てを終わらせるという方法が良いでしょう。集団型のクラスではなく、個別指導で先生がある程度生徒の特性に合わせて教えてくれる塾が良いと思います。少人数制で宿題をやったり苦手を重点的に克服したり、カリキュラムが特に決まっていない、自由な雰囲気の個別塾を探してみるのも良いかもしれません。
<パターン3>学校の授業で後れをとりたくない場合は
3、4年生くらいになると、お子さんによっては苦手科目や間違いやすい傾向が現れてきます。それを早いうちにつぶして「苦手」を作らないことが重要なため、間違えたところや苦手分野の復習をするなど、重点的に学べる個別指導か、家庭教師が良いでしょう。家庭教師は勉強内容に融通がききますが、個別指導はその塾によってスタイルがさまざまですので、しっかりと事前に説明を聞いて検討しましょう。
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塾を選ぶ時の比較ポイントとは?その1
「友達が通っているから」「○○君がこの塾で合格したから」など、偏った情報で判断すると実は危険です。ここからは主に中学受験目的とした塾選びに寄った内容となりますが、他の塾選びにも共通する部分は大いにあります。中学受験以外の目的で塾を探している方も参考にしてみてください。
比較ポイント1:親がどこまで勉強をみる必要があるか
共働き家族でなかなか子どもの勉強をみる余裕が無いのか、それともみっちり一緒に頑張れるのか、家庭によって状況はさまざまです。塾がしっかりと親の役割を果たしてくれるスタイルなのか、それとも宿題を多く出してそのチェックを親がしないといけないスタイルの塾なのかは事前に見極める必要があります。どの程度まで塾に任せる必要があるか、日々の生活の流れをおさらいして検討しましょう。
比較ポイント2:先生の姿勢はどうか
前項と少し似ていますが、その塾の先生は「ここまでは教えるけれど、あとは家庭学習で」と線引きをする人なのか、それとも子どもの特性に合わせて勉強方法もみてくれるのか等、さまざまです。その塾の方針と併せて、事前相談などでなるべく現場の先生と話をして見極めし、ご自身の「先生に求めるもの」と一致するか検討しましょう。
比較ポイント3:通っている子どもたちの姿勢はどうか
事前相談では、その塾に通っている子どもたちがどのような様子なのかを観察しましょう。子どもたちの会話や顔つきなどで、どのような雰囲気の中授業が行われているのかは実際にみてみると分かってくるものです。規律が乱れていないか、お子さんの性格に合っていそうかを見極めましょう。知り合いからの評判を聞いてみるのも良いと思います。
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お酒が好きですが育児もがんばっています。
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