ママ友は、近すぎず遠すぎない距離感で付き合うことが一番です。しかし、知らず知らずのうちに距離が縮まり「ママ友地獄」に落ちていることがあります。ママ友地獄は、一度落ちてしまうと簡単に脱出することはできません。下手に脱出しようとすれば、地獄よりも恐ろしい事態が待っているのです。
今回は、ママ友地獄に落ちる前兆やママ友地獄の恐ろしさ、ママ友地獄からの脱出方法を紹介します。
ママ友地獄に落ちる三つの前兆
ママ友地獄は、いきなりストンと落ちるわけではありません。仲のいい関係から徐々に地獄に落ちていくのです。ママ友地獄に落ちてしまうと脱出は難しくなります。できれば落ちないようにするほうがいいでしょう。ママ友地獄に落ちないようにするためには、落ちる前兆にいち早く気がつくことが大切なのです。
まずはママ友地獄に落ちる代表的な前兆を三つ紹介します。三つの前兆を頭に入れながらママ友付き合いをしていれば、落ちる前に脱出することができるでしょう。
ママ友のおしゃべりがルーティンになってきた
ママ友地獄に落ちる一つ目の前兆は「おしゃべりがルーティンになり、長時間化してくること」です。ママ友地獄には、必ず時間を持て余している「おしゃべり好き」がいます。おしゃべり好きな人は、ママ友とできるだけ長く深い話をしたいのです。そういう人は、ママ友地獄に引き入れるターゲットを決めます。そして、当たり前のように毎日のおしゃべりに巻き込み始めるのです。もしも同じメンバーが、毎日決まった時間に決まった場所に立ち、おしゃべりをするようになったらママ友地獄が始まる前兆でしょう。
ママ友に「ちゃん」づけで呼ぶようにいわれた
ママ友地獄に落ちているママたちは、異様な連帯感を持っています。一見、お互いに助けあっているようにもみえるのですが、実はお互いの足首をつかんで地獄から脱出させないようにしているのです。お互いの連帯感を意図的に強めようとする手段の一つに、ママ友同士を「ちゃん」づけで呼びあうことがあります。「ママ友」と割り切っている人は、呼び方にこだわりません。「私のことはミキちゃんって呼んでね」といってくる人は、子どもを介して付き合うことを前提としている「ママ友」ではなく、もっと深い付き合いを求めている人なのです。そして、その深い付き合いこそママ友地獄の入り口になります。
子ども同士に「おそろい」をさせるようになった
ママ友地獄の足かせは子どもです。特に子ども同士が一緒に遊びたがっている場合は、地獄からの脱出が「子どもを友達の輪から引き離すこと」を意味するため、脱出は難しくなります。ママ友地獄の人たちは、ママ友地獄から脱出させにくくするために「子ども同士の連帯感」も強めておくのです。そのため、ママ友地獄の人たちは、積極的にイベントの企画をします。子ども同士に共通の思い出を作らせるだけでなく、他のママ友の目にも「仲がいいグループ」にみられるように「おそろい」を意識するのです。子どもは、友達とのおそろいを喜びます。子どもの喜ぶ顔をぬくぬくと喜んでいると、知らず知らずのうちにママ友地獄に落ちているかもしれません。
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ママ友地獄から脱出できない理由
ママ友地獄の恐ろしさを知らない人は「ママ友地獄がつらいなら、さっさと脱出したらいい」と思うでしょう。しかし、子どもを大切に思うママには、脱出したくてもできない理由があるのです。ここからはママ友地獄に落ちてしまった人の、頭の中をのぞいてみましょう。脱出できない理由を探り、脱出するための三カ条を導き出します。
子どもが仲間外れにされそうだから
ママ友地獄には、ママだけでなく子どもにも影響がおよびます。ママがママ友地獄から脱出すれば、子どももママ友地獄の子どもの輪から出ることになります。ママ友地獄の人たちは、脱出した人を裏切り者のように扱うのです。裏切り者の子どもは、もちろん受け入れてくれません。あからさまに子どもを仲間外れにするママもいます。ひどい場合は、子どもにも「あの子と一緒に遊んではいけない」と指示ずるママもいるのです。
子どもが楽しく遊んでいる姿をみていると「自分のわがままで子どもをつらい目にあわせられない」と思い、ママは脱出を思いとどまるのです。
卒園まで我慢すればいいと思うから
ママ友付き合いは、幼稚園時代がピークです。小学校に入学すると、子どもの送り迎えがないのでママ友と顔をあわせるのは保護者会や学校イベントだけになります。子どもは子どもの世界を作り始めます。そのため、ママ友地獄に落ちている人は、余計ないざこざをおこすくらいなら卒園まで我慢しようと思うのです。幼稚園は3年間です。3年間を長いと感じるか、短いと感じるかは人によってちがうでしょう。そして「卒園と同時にママ友地獄が終わる保証」はどこにもないのです。
悪口をいわれるのがこわいから
ママ友地獄のおしゃべり内容は、大部分が人のうわさ話や悪口でしょう。ママ友地獄から脱出したいと思っている人は、嫌というほど悪口の現場をみているため、脱出後の復讐(ふくしゅう)が想像できて恐ろしいのです。ママ友地獄に落ちてしまうと、ママ友同士の付き合いが深くなっていることが多く、プライベートな一面も相手に知られています。脱出した後に自分がどんなふうにいわれるかを想像すると恐ろしくて脱出に踏み切れないのです。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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