就学前検診から入学までに家庭で出来ること
就学前検診でひっかかっても、子どもが4月から小学校へ楽しく通えるようにできることが大切です。子どもが一人で出来ることを増やせば、それだけ小学校生活が送りやすくなります。そのためにどのようなサポートができるでしょうか。
子どもの苦手に寄りそって入学準備を
発達に凹凸があると、どうしてもできないこともあるでしょうが、工夫すればできることもあると思います。自分で出来ることを増やしておくと、学校でパニックを起こす回数が減らせます。
体操服に着替える、給食(お食事)をきちんと食べる、トイレで用を足して手を洗うなどは、幼稚園や保育園とは違い、先生の力は借りられません。
また、じっと椅子に座って集中をする練習や、時間を決めて予定通りの行動をする練習などが家庭でもできるかと思います。
また、ひらがなや数字を書けるように予習をしておくのもおすすめ。ただし、苦手なことを無理やりできるようにしようとは思わないでください。出来る部分を伸ばすように考えると、親も子も楽しく取り組めます。
療育センターや民間サービスなども活用して
なんらかの発達障害と診断された場合も、いわゆる「グレーゾーン」で発達障害ではなかった場合も、療育センターを活用しましょう。訓練やカウンセリングは子どものためにもなりますが、なかなか手に入りにくい発達に関する情報も入手できますので、親にとっても安心できる場所となってくれます。
しかし、療育センターはなかなか予約がとれないことや、通い始めても月に数回など、心もとなさもあります。そういった場合は「四谷学院」の通信講座「55レッスン」など、民間の療育プログラムも活用してみてもいいかもしれませんね。
おわりに
体や知能の発達や健康を見てくれる就学前検診。再検査の内容は虫歯や鼻炎など、すぐに治療をすれば治るものもあれば、聴力や視力など、矯正や治療が長く続くものもあります。
そして、知能検査に引っかかった場合は再検査、進学先の決定、療育方法など考えなければならないことが多く大変です。
しかし、どのような結果だったとしても、春に笑顔で小学校へ通えるように心身を整えてあげられるようにしたいですね。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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