どうすればいい?子どもをネット詐欺から守る方法
最後に、子どもをネット詐欺から守る方法についてご紹介します。インターネットを使用する上で、ネット詐欺を避けて通ることはできません。
しかし、正しくネット詐欺に対処すればリスクを軽減させることが可能です。
気軽にURLを押さないように教育する
まず、親は子どもへネット詐欺の危険性についてしっかりと教えてあげましょう。子どもが何も知らないままネット詐欺に遭ってしまうと、誰にも言えずパニックになるかもしれません。
それを避けるためには、怪しいメールやSNSから不用意にURLをクリックしないように教育することが必要です。また、ファイルも開かないように教えてあげてください。
さらに、何かがあった場合は、親に必ず相談することも約束しておきましょう。
怪しいメールには返信させない
インターネットをしていると、高い確率で怪しいメールやDMが飛んでいきます。言葉巧みにURLや添付ファイルに誘導し、料金を請求することが多く、子どもであれば引っかかってしまうことも多いでしょう。
そのため、不審なメールは即削除し、絶対に返信しないように教えてあげてください。メールはできる限り親が管理したいかもしれませんが、子どもには見られたくない内容のメールもあるはずです。
その点は、親子間でしっかり話し合ってくださいね。
セキュリティソフトを導入する
詐欺対策として、セキュリティソフトを導入しておくことも大切になります。セキュリティソフトには無料ソフトもありますが、出来れば有料版にしておくと何かがあった時に安心です。
また、セキュリティソフトは、詐欺サイトへのアクセスを自動的にブロックしてくれるものを選びましょう。
セキュリティソフトについてよく分からない場合は、家電量販店に行けば詳しく教えてくれます。子ども向けのものを選び、リスクを回避できるものを購入することがおすすめです。
おわりに
インターネットは便利な反面、子どもが使うと危険を伴うので心配ですよね。そのため、子どもがネット詐欺被害に遭わないように、親がしっかりと対策を練ることが大切です。
万が一お金を請求されたとしても、絶対に支払ってはいけません。一度支払うと、さらなるネット詐欺のターゲットになってしまいますので、注意しましょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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