幼稚園や保育園などに通っていたときと違って、小学生ともなると子どもは自分の考えで友達関係を築き始めます。ママにとってはそんな子どもの成長はとてもうれしいものですよね。しかし、その反面子どもの友達の付き合い方には不安があるというママが多いのも事実です。「クラスのみんなと仲良くね」といいつつ学校ではやんちゃな子どもたちも少なからずいるわけですが、そんな子どもたちと付き合ってほしくないときはどうしたらよいのでしょうか。
付き合ってほしくない友達について
建前では「みんなと仲良くしようね」と、子どもには言ってはいても、本音ではやんちゃな友達と遊んでほしくなくて、解決策を見いだせずに悩んでいるママは多いようです。しかし、みんなが子どもに付き合ってほしくない「やんちゃな友達」には大まかな共通点があり、何らかの対策を講じているママもいるので、その現状を見ていきましょう。
付き合ってほしくない友達の特徴とは
大人からみて「こんな子とは仲良くなってほしくない…」という子どもの特徴はこちら。
- 乱暴な子
- 友達の物を取る、壊す、汚す子
- うそをつく子
- 遅い時間まで遊び続ける子
- 仲間外れをする子
すぐに友達をたたいたり蹴ったりする子どもは、目に見える乱暴な子どもとして、周りの大人や子どもたちに認識されます。また、他の子どもも巻き込んで夜遅くまで遊び続ける子どもも敬遠したいと考えるママもいるようです。そのほか、友達の物をとったり壊したり汚したりする子どもも、みんなからマークはされますが、学年が上がるとその行為をしたことが特定できないようにうそをつく子どももいるので、ケース・バイ・ケースでの対策が必要だと考えられます。また最近ではLINEを使って仲間外れにすることを楽しむ子などもいるようです。
みんながどう対処しているのかを知りたい
子どもの年齢が上がるにつれ、親に言わないことが増えてきますし、学校での友達関係についてはあまり把握できなくなります。そのため、情報不足から子どもの友達付き合いについて意見できなくなり、何も対処しないというママもいるようです。中には自分の子どもには「やんちゃな友達と遊ばない方がいい」とはっきりと伝えるママもいますし、異例ではありますが、やんちゃな友達本人やそのママに直接、「うちの子とは遊ばないで」と言いに行くママもいるというからちょっと驚きですね。
子どもに悪い影響を及ぼす友達とは
わが子にとって明らかに悪い影響を与える友達と言えるのは、わが子の心身にダメージを与える友達ではないでしょうか。つまり、一方的に暴力を振るわれたり、言葉で傷つけられたり、嫌がっているのに言うことを聞かされたりと、その友達がいることで学校に行くことがつらくなる場合です。このようなケースは子どもだけでは対処できないので、親や教師が介入する必要がありそうです。
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子どもが納得できる対応をするためには
親が子どもたちの人間関係に口を挟むことで、わが子の学校生活や友達関係がぎくしゃくしたものになる可能性があります。子どもへの影響を考えると感情的に判断せず、多面的に考えたうえでのアプローチが大切なのかもしれません。対処の仕方によるメリットやデメリットについて考えてみましょう。
やんちゃな友達と適度な距離をあけてみる
子どもにとって大切なことは、自分の友達関係について客観的に考えることです。気になることがあったら、直接子どもに聞いてみれば、そのきっかけになるかもしれません。しかし、子どもの友達関係は大人と異なる価値観で構築されているので、大人の価値観を押し付けないように話すようにしましょう。
話し合いのなかには、子どもがその友達に何を求めているから関わりたいのかを考えさせることは、自分を知るという作業にもなります。また、他の友達についても話し合うことで、他の友達と関わる方が、より学校生活が楽しくすることに気づくことにもなるかもしれませんね。
付き合い方を子どもにコントロールさせてみる
やんちゃな友達と距離を置けば、子どもは平和に過ごせるかもしれません。しかし、これからの長い人生でさまざまな人と関わりながら、問題を解決していくことが必要となってきます。やんちゃな友達とどう付き合うか、またはどう自ら付き合いを断つかなどの方法を知ることは、今後のためにも大切なことです。
子どもがやんちゃな友達の行いに傷ついているようなら、まずは、その行為に対して「ノー」とはっきりと言うことを教えてあげましょう。
道徳的な観点から付き合ってほしくないと思うときは
悪口を言う友達や仲間外れを率先してする友達と関わっていると思ったら、その友達の名前は出さずに、そのような行為について話し合ってみましょう。そして、そのような子どもと友達になったらどうするかなどと話題を深めたうえで、「そんなお友達と遊ぶと嫌な思いをすることもあるよね」と子どもに言ってみると、やんちゃな友達と付き合うことの難しさに気づいてくれる可能性があります。
また、物をとる癖のある友達や万引きをするなど、道徳的な問題で付き合ってほしくない友達がいる場合も、同様の対応で子ども自身が理解できるかもしれませんよ。
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22歳と18歳の二人の子どものママです。その時にやりたいことを楽しんでやる、楽しい毎日を過ごしています。
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