フリースクールってどんな教育機関？形態や授業内容を解説

フリースクールを選ぶときに大切なこと

一番大切なのは子どもに合ったフリースクールを選ぶことです。子どもの心を癒やし、自信を取り戻し、心と体が元気になれる場所を子どもと一緒に探すことです。次に大切なのが「学べる場所」であること。勉強だけではなく、社会経験の活動や、人間関係の構築、遊びもすべて生きていくための学びなのです。

進学をするかしないかで考えてみる

学校へ復学するのか、先にある中学、高校や大学へ進むのかなど、進路によって選ぶフリースクールが変わってきます。元気を取り戻し一般の高校や大学進学を目指すのであれば、学習指導に力を入れているフリースクールを選ぶ必要があります。反対に進学しないということであれば、社会経験などの指導が充実しているスクールがおすすめです。

それぞれのスクールの特色で考えてみる

次に勉強以外の活動内容を確認しましょう。山や川での自然体験や農業体験、キャンプや動物との触れあい、季節のイベントなど、子どもたちが体験することで成長できる、そのスクール特有の活動が考えられています。集団生活や人前に出るのが苦手な子どもでも、それぞれが活動できる範囲で考えられているので、安心して任せられるでしょう。

活動する時間帯や通い方で考えてみる

一般の学校と同じような時間帯に、時間割や軽い規則の中、学習指導や社会活動などを行う全日制のフリースクールは、復学や進学を主な目的にしています。そのため、学校とフリースクールのつながりが強く、復学への移行もスムーズに行えるでしょう。逆に、その他の目標があるのならば、自分で通学する日を決める通信制のようなフリースクールもいいかもしれません。また、進学や生活習慣改善など明確な目的がある場合、その特色を強く出している全寮制のフリースクールを選ぶのも良い選択といえるでしょう。

おわりに

不登校の子どもやひきこもりの子どもにとって大事なのは、社会ときちんとつながっているかどうかを感じることです。そのため、自宅以外の場所で家族ではない誰かとつながっているという環境は、社会との大切な接点になります。目には見えない子どもたちの負担や不安や焦りなどを、少しずつでも和らげてくれるはずですね。子どもたちの「居場所」であり続けたいと願うフリースクールで、新しい一歩を踏み出しましょう。

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