MI理論から見る8つの知能。知っておきたいわが子の強み

皆さまは、MI理論という言葉をご存知でしょうか？「なんとなく聞いたことはあるけれど、どんな意味か分からない…」と思っている方も多いことでしょう。ここでは、＂MI理論＂の概要について詳しくご紹介します。「我が子の強みを知りたい！」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

我が子の才能が分かる！MI理論とは？

MI理論は、子どもの強みを知ることができる理論だと言われています。まずは、MI理論の生い立ちや概要について理解を深めましょう。

MI理論の生い立ちや概要について

MI理論とは、＂Multiple Intelligence＂の略称です。
これまで、学校ではIQ （知能指数）のみを重視して成績をつけられてきました。しかし、1983年にハーバード大学教育大学院教授のハワード・ガードナー氏が「子どもの才能は一つの指標だけで判断するものではない」と提唱したことにより、世界にMI理論の考え方が広がり始めています。

ガードナー氏が提唱したMI理論の知能は、下記の8つです。

人間には、誰しも得意不得意があるものです。そのため、我が子にはどんな才能があるのか知ることで子育ても一層楽になることでしょう。

MI理論8つの分類！我が子にはどんな才能がある？

MI理論がどんなものなのか、おおまかに分かりましたね。ここからは、8つのMI理論の詳細を解説します。それぞれにどんな特徴があるのかについてもご紹介しますので、チェックしてみてくださいね。

MI理論1： 言語・語学知能が高い子

言語・語学知能が高い子には、次のような特徴があります。

このタイプの子どもは活字を好むので、定期的に図書館に連れて行ったり、本をたくさん買ってあげてください。特に、日本の学校環境において評価されやすいタイプなので、テストも高得点をとりやすい傾向にあります。

MI理論2：論理・数学的知能が高い子

論理・数学的知能が高い子の特徴は、以下のような特徴を持っています。

論理的に物事を考えることができ、自分自身で問題を解決する能力があります。
また、答えを導く理数系が得意な傾向にあるでしょう。暗記系の問題は相関関係などを、意識して勉強すると覚えやすいタイプです。

MI理論3：視覚・空間的知能が高い子

視覚・空間的知能が高い子の特徴は、以下のとおりです。

このタイプの子どもは視覚的に物を見て、物事をとらえる事ができます。そのため表や図の方が頭に入りやすく、図解で説明されているような勉強本を買ってあげると良いでしょう。

MI理論4：博物的知能が高い子

博物的知能が高い子は、次のような特徴があります。

自然関係のことに興味を示すタイプです。実際に目で見ることで、たくさんの知識を吸収していくので、動物園や博物館、植物園などに連れて行ってあげましょう。また実際に生き物を育てることで、さらにたくさんのことを学ぶことができます。

MI理論5：音楽・リズム知能が高い子

音楽・リズム知能が高い子の特徴は、具体的に以下のとおりです。

このタイプの子は音楽やリズムが好きで、聴くことに長けています。そのため、リズムに乗せて暗記する方法で勉強すると記憶しやすいです。替え歌や語呂合わせのもので勉強したり、音声を聞いて勉強することをおすすめします。

合わせて読みたい

子どもの運動能力を構成するコーディネーション能力7つとは

現在、子どもの運動神経をよくするために、コーディネーション能力を身につけることが注目されています。実は、これは遊びの中でも身につけること...

tamagoo.jp

この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。