お祭りに行って、親が困ってしまうことといえば「金魚すくい」ですよね。金魚すくい自体は子どもが楽しんでくれればそれでいいのですが、問題はその後のことです。とってきた金魚をどうすればいいのか?弱ってきている金魚を回復させる方法は?一体何を準備すればいいの?など。今回は、そんな「お祭りの金魚の飼い方」について説明していきます。
お祭りの金魚を元気に回復させよう!
祭りで金魚をすくってきたら、まずは金魚を元気に回復させる必要があります。金魚は、すくったあとに小さい袋に入れられますが、祭りの間から家に帰るまでの時間にだいぶ弱ってしまうので、できれば金魚すくいは、帰る直前にすることをおすすめします。
「塩水浴」で金魚の元気を回復しよう!
弱った金魚を回復させる方法が「塩水浴」です。本来淡水魚である金魚ですが、塩水で泳がせることで、弱った体を回復させ、さらには病気の予防をすることもできるのです。塩水浴をする期間は3日~約1週間です。塩水浴をするのと、しないのとでは金魚が長生きする年数も変わってくるので、ぜひやってあげるようにしましょう。これは、お祭りの金魚には特にしてほしいことです。
塩分0.5%!塩水浴のやり方は?
準備するもの
- 水(水道水)
- 塩(家庭用塩でも金魚用塩でもOK)
- 塩水浴をさせる入れもの・水槽など
塩水浴のやり方
- 塩分濃度が0.5%の塩水をつくります(水10Lに対し、塩50gの分量)
- 金魚をつくった塩水に入れて泳がせます
この時の注意点としては、塩分濃度を濃くし過ぎないことです。また、薄すぎても塩水浴の効果が得られないので、分量をしっかりと量って塩水をつくるようにしましょう。
いきなり冷たい水に入れるのはNG
もうひとつ、重要なポイントが水の温度です。急な温度変化を受けると、金魚が弱り最悪の場合は死んでしまうこともあります。塩水にすぐに移動させるのではなく、その前に袋に入った状態のまま、水につけておくようにしましょう。時間は30分程度でかまいません。そのあと、刺激を与えないようにしてゆっくりと金魚を移動させましょう。
合わせて読みたい
金魚を飼うためのアイテムをそろえよう!
塩水浴に3日~1週間程度必要なので、その期間に金魚を飼うためのアイテムをそろえておきましょう。金魚の数によって、水槽の大きさは変わってきます。金魚の数が多く、塩水浴をさせている入れものも小さい場合は、早めに準備して交換してあげましょう。
金魚を飼うために必ず必要なものとは?
必ず必要なもの
- 水槽
- 金魚用のエサ
- 砂利
1匹の金魚に対して、水が10L入る大きさが理想といわれているので、金魚の数に合わせて水槽を選ぶことが大切です。また、エサは金魚用のものを購入しましょう。また、砂利や水草を一緒に入れてあげるのがおすすめです。砂利を入れる場合は、庭先などのものを使うと水が汚れてしまうので、水槽用のものを使うようにしましょう。
お祭りの金魚といえば「金魚鉢」!?
金魚といえば、金魚鉢というイメージがありますよね。しかし、面積が狭い金魚鉢は観賞用のものであって、飼育するための器としては向きません。金魚が泳げるスペースが少ないだけではなく、小さい金魚鉢は水が汚れてしまうのも早くなります。頻繁に水の交換を行うことも、金魚を弱めてしまうのでできる限り水槽で飼うようにしましょう。
初心者には金魚の飼育セットがおすすめ
どんな風に水槽や砂利を選べばいいのか分からないという人は、あらかじめ必要なものがセットになっている「金魚の飼育セット」がおすすめです。お祭りでとってきた金魚1匹~2匹程度であれば、1000円~3000円代のもので十分です。子どもと一緒に買いに行き、どんなものがいいのかを一緒に考えることも子どもの経験と成長につながります。
合わせて読みたい
2人の男の子のママとして毎日奮闘中!医療業界で働いていた経歴を生かし、健康・子育て情報を発信するフリーライター。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。