日常生活の中でコーディネーション能力を高めるためにできること
例えば、オリンピックに出場する選手の多くは、幼児期にたくさん体を動かしていたことが分かっています。将来のチャンスを掴むため、健康的に毎日を過ごしていくためにも、子どもの頃から楽しく運動する機会を作っていきましょう。ここでは日常生活でもできる、能力を高めていくための遊びをご紹介します。ぜひ、子どもが喜ぶ遊びを見つける手助けにしてみてくださいね。
リズム能力をさらに高めたいとき
普段の生活で積極的に取り入れて見てほしいのは「スキップ」です。子どもに何かをとって欲しいときなどに、「テレビのリモコン、スキップでとってきてみて」とゲーム性を持たせながら伝えてみてください。時間があるときには、保護者とどちらが早いかをゲーム形式で行ってみても良いでしょう。外出するときには、目的地まで「ケンケンパ」をしてみることなども取り入れてみるといいですね。
バランス能力をさらに高めたいとき
ぜひおすすめしたいのが「トランポリン」「バランスボール」です。これは体幹やバランスなど、身体を鍛えることができます。テレビを見ている間にトランポリンを飛んだり、バランスボールに座りながらお絵描きをするなど、普段から簡単に取り入れることができます。家での時間をより良いものにするために、ぜひ検討してみてくださいね。
変換能力をもっと高めたいとき
「じゃんけん」を生活にたくさん取り入れることがおすすめです。ジャンケンは手だけではなく、足で行うこともできます。また全身を使って、体を丸めたら「グー」、両足を広げたら「パー」、カニの真似をしたら「チョキ」など、親子でルールを決めてもいいでしょう。じゃんけんをする機会は日常生活でも作りやすいと思うので、ぜひたくさん取り入れてください。紹介した遊び以外にも、さまざまなバリエーションのおにごっこなども有効です。遊びを通して身につけるということを念頭におきながら、楽しく毎日続けてみてくださいね。
おわりに
幼児期に体を動かせば動かすほど、運動神経は高まっていきます。将来のためにも、できることから一緒に楽しく体を動かす機会を作ってあげてくださいね。子どもは楽しいと思うことがあると、どんどん好奇心が高まり、新しいことにもチャレンジするようになります。ぜひ、毎日の生活にこれらの遊びを取り入れてみてください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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