いつまでも可愛い息子だと思っていても、男の子はいずれ性の目覚めが訪れるものです。ママは女性なので、息子の性の目覚めはイメージしにくく、その時が来たら戸惑ってしまうことでしょう。しかし、事前に男の子の性の目覚めの詳細を理解したり、何歳ごろからそういう問題に直面するのかを知っておくと、冷静に対応することができますよね。ここでは、幼児期の男の子の性の目覚めについてお伝えします。
最初に男の子の性の目覚めが見えるのは何歳ごろから?
男の子が最初に性に関心を持つようになるのは、たいてい5歳ごろからと言われています。ママから見れば、まだ小さな子どもという感覚ですよね。しかし、男の子にとって自分の身体への興味や、自分とは違う女の子に対する好奇心が生まれるのは、自然なことだと言えるでしょう。
まずは5歳ごろの幼児期が第一段階
人生の中で男の子が性の目覚めを意識し始める時期は、2段階あると言われています。その最初が5歳ごろからの幼児期です。しかし、この頃は漠然とした性への興味と言っても良いでしょう。例えば、「赤ちゃんはどこから生まれるの?」「ママと自分の身体は、なぜ違うの?」
性の目覚めの第二段階は思春期ごろから
再び、男の子に性の目覚めが訪れるのは11歳ごろからの思春期です。この時期は、声変わりが始まったり、身体つきも男らしくなってくることなどから、女性と自分の違いを明確に感じ始めます。また、異性への関心が高まり、恋愛感情を持つ時期でもあるため、インターネットなどでセクシーなシーンを見たがる男の子も多くなるとされています。
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ママにとって、男の子の性の目覚めは何歳であっても戸惑うもの
男の子の性の目覚めが5歳ごろと言っても、それ以前に興味を持つ子も、ある程度大きくなってから関心を持つ子もいます。年齢に個人差はあるにしろ、いつになってもママは、息子が性に関する物事に触れるたび、複雑な気持ちになりがちです。しかし多くの男の子のケースを知っておくと、いつでも冷静な気持ちで子どもと関わることができるでしょう。起こりがちな男の子の性への関心の事例をご紹介します。
裸になったり、自分の性器を見せたがる
性に目覚めた男の子は、自分の身体に興味津々で、すぐに裸になることもあります。年ごろの男の子は、自分のあられもない姿を見せるのは恥ずかしさが伴いますが、5歳頃の子どもにとっては好奇心の方が強く、遊びの延長線上のようなものだと捉えがちです。また、自分の性器に意識が向くようになってくることから、おもちゃを扱うかのように他人にも性器を見せたがることもあります。
しかし、性癖などが原因でこのような態度を取るわけではなく、純粋に今まで知らなかったことが分かるようになった驚きや関心によって、引き起こされるのです。
下ネタをたくさん言い始める
自分の身体に意識が向き始めると、それに伴うことも言い始めます。例えば、「うんこ」「おっぱい」など下ネタに関する言葉です。また、「赤ちゃんはどこから生まれるの?」というような性教育に関する質問もしてきます。このようなことを男の子が口にすると、周囲の人は恥ずかしくなるものですが、本人は新しい世界を発見したかのような喜びがあるので、どんどん使いたくなるケースが多いでしょう。
また、癖のように下ネタを繰り返す子どももいますが、こちらも悪気があってのことではありません。
女性(ママや学校の先生など)の胸などを触る
自分の身体に関心を持つということは、自分とは違う身体を持つ女性にも興味が出てくると言えます。例えば、「自分は胸が大きくないけれど、なぜ女の人は胸が大きいのだろう?」なとどいう純粋な疑問が浮かぶようになるのです。そして、実際に確認するためや好奇心で、ママや学校の先生などの胸を触ってみる子どもも存在します。また、同じクラスの女の子と自分の身体つきが違うことも分かってきますので、スカートめくりをしてしまう男の子もいるでしょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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