受験時はもちろん、学校の成績アップにも心強い存在である「塾」。そこでは、塾講師が子どもたちに勉強を教えてくれます。しかし、勉強のスペシャリストであるはずの塾講師にも当たりハズレがあることをご存知ですか。そもそも、塾講師をするためには何か資格などが必要なのでしょうか。そんな知っているようで知らない、塾講師についてまとめてみました。
塾講師の力量は塾選びの絶対条件です
ネットや折込みチラシなどで塾を知ることができても、講師の力量まではわかりません。しかし、授業を受け持つ講師の実力は塾選びに欠かすことのできない要素でもあります。塾講師を見極めるために、塾講師とはどういう存在なのかを知ることが大切です。
チラシでは分からない塾講師の当たりハズレ
塾の広告に書かれているのは、進学実績や成績アップ実績、合格した生徒の声などが大半です。しかし、難関学校の合格を実現したのは、通おうとしている校舎とは違う校舎の先生なのかもしれませんし、チラシやネットではその塾の、さらに近くの校舎の講師の力量までは推し量ることはできません。
やはり、実際に塾の体験や見学をすることが大切です。また、体験授業の先生が実際に授業を担当するクラスに入れるとは限りませんので、せっかく体験に赴いたのなら、しっかりと確認をとることが大切です。
社会人講師と大学生アルバイト講師の存在
入塾前に講師個人のことを知るのは難しいですが、分かることもあります。
それは、その塾の講師は社会人がメインか大学生のアルバイトがメインかということです。大学生のアルバイト講師がいない塾はそれを強みとしています。大学生が講師をしている場合でも、その学生たちの大学が高偏差値であれば、それを武器としています。また、中学受験塾の場合は講師が中学受験経験者かどうかも教えてくれます。
社会人講師はその道のプロですので信頼ができるように思えますし、大学生も数年前に経験した自身の受験テクニックを持っているので頼りがいがあります。
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塾講師は社会人が当たりで大学生がハズレ?
一見すると社会人講師がメインの塾の方が当たりのような気がするかもしれませんが、そうとも言えません。大学生でも教師志望の学生もいますし、熱心さがあり、教え方が上手な講師もいます。そういう先生は学生アルバイトであっても「当たり」と言えます。
社会人講師が当たりというわけではない
社会人講師がメインの塾は講師数が少ない場合があります。そういう塾は自習時間の質問がなかなか出来なかったり、長蛇の列が出来ていたりするようです。
また、講師は社会人のみでも、チューターは学生アルバイトという塾もあります。さらには社会人講師であっても、教えるのが下手な場合もありますし、子どもとの相性が悪い場合もあります。プロといっても千差万別ですので、塾を選ぶときには必ずその先生の授業を体験する、見学するなどをしましょう。
塾講師は資格を持っていなくてもなれる
塾講師は資格がなくてもなれます。とはいえ、中には教員免許を取得している講師もいますし、学習塾講師検定(※)という検定試験に合格している講師もいます。しかし、資格等がなくても信頼のおける講師も多いですし、逆に教員免許があってもハズレだと感じる講師もいます。
それらの資格を持っているかどうかは、参考程度には確認しておいても良いかと思いますが、塾講師の見極めに必要なのは資格の有無というより、子どもとの相性や熱心さ、また子どもや保護者の話に耳を傾けてくれるかなど、個人の能力の高さのようです。
※学習塾講師認定・・・公益社団法人 全国学習塾協会が実施する民間の資格検定。学習塾における優秀な人材を育てるための検定で、「学習塾講師集団指導1級」「学習塾講師集団指導2級」「学習塾指導者認定」がある。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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