「嫁グラフィー」というキーワードを聞いたことがある方は、どれくらいいらっしゃいますか?SNSで妻のことを撮影した写真をシェアし、夫が「お嫁さん自慢」することを嫁グラフィーといいます。この嫁グラフィーですが、朝ワイドショーでも紹介されるなど、その知名度は高まりつつあります。ここでは、嫁グラフィーを夫が撮る心理について、解説します。
日本テレビ系列の全国放送でも紹介された嫁グラフィーって?
ワイドショーなどで紹介され話題の嫁グラフィー。元々はフォトグラフィーと妻を表す単語である「嫁」をくっつけたもので、最近はSNSでその認知度が高まり、テレビでも放送されたことによって、爆発的に認知度が高まっています。嫁グラフィーは愛がある!と肯定的な意見がある一方、実は否定的な意見もあるのです。
SNS発「嫁の写真を上げていく」ハッシュタグ
SNSで誰もが写真を撮影して、アップロードすることができるようになった昨今。
写真を撮影する腕に覚えのある方も増えてきましたし、また最近はスマートフォンの性能向上によって、簡単に上質な写真を撮影することができるようにもなりました。その副産物として生まれたのが嫁グラフィーだといっても良いでしょう。
「#嫁グラフィー」というハッシュタグを使い、妻の写真を撮ってアップロードすることを嫁グラフィーといいます。自慢の妻を夫の撮影で全世界に発信していくというわけです。
「愛を感じる」と肯定的な意見が多数
この嫁グラフィーですが、「夫が最も美しいと思う妻の瞬間」を切り取った一枚をアップロードしてくれているとあって、愛を感じる、といった肯定的な意見が多数聞かれます。
また、嫁グラフィーをされるとうれしいかどうか?という質問に対して「心から愛情を感じてうれしい」と答える女性も増えています。
このように、嫁グラフィーをする男性の行動を肯定的に受け取っている妻は多く、ここから愛を感じるという肯定的な意見が生まれている状況です。
実は否定的な意見もある嫁グラフィー
良い意見があれば反対派意見もあるもので、男女問わず実は否定的な意見も嫁グラフィーには寄せられています。多いものとしてはやはり、人にプライベートな写真を見られたくない、単純に恥ずかしい、さらに拡散炎上が怖いといった現代のネット社会を反映するような意見も寄せられています。
また、このような行動をとるパートナーが気持ち悪いという意見まであるなど、嫁グラフィーに対して否定的な意見を持つ方も事実としています。
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どうして嫁グラフィーを撮るの?理由とは
嫁グラフィーに関連するハッシュタグをSNS上でチェックしてみると、皆さん大変美しい妻の写真をアップロードしていることが多く、かなり夫のこだわりを感じるものも。そこで、以下にどうして嫁グラフィーを撮るのか?という男性の心理や理由をご紹介します。
理由1:記念や日々の記録として撮る
記念日や日々の記録として妻の写真を撮り、どうせ撮るならきれいに美しく撮ろう!ということで気合を入れて撮影し、その記録を嫁グラフィーにしているというものが挙げられます。つまり、夫としては日常の記録をとっているにすぎないのですが、妻が美しいことから周りに自慢したいという心理が働いて写真をアップロードするというわけです。もちろん、記念日などにおめかししている妻を撮影して、アップロードしているというケースも見受けられます。
理由2:なんだかんだいっても妻が好き
もう一つの理由としては、やはりなんだかんだで妻が大好きで、彼女がかわいい・きれいだと感じていることから、周りに自慢したいために嫁グラフィーを撮影してアップロードしているというケースもあります。こういった夫は普段から妻が大好きで仕方がなく、また自分の妻はきれいなんだぞ!と周りにアピールしたいことから、写真を撮影してアップロードしているのではないでしょうか?
これは結婚前からFacebookに当時の彼女(現在の奥さま)の写真を、アップロードしている男性に特によく見られる傾向です。
理由3:プロカメラマンを目指している
写真を公開することにより、その写真は世界中の人々に見られることになります。人に見られるということは、どんどん技術を向上させなくてはならないということになります。
カメラの技術を向上させることによって、プロカメラマンを目指している人の中には、被写体として妻を選びモチベーションを維持しつつ、より彼女をきれいに美しく引き立たせるような写真を撮影しているのです。
夢を追いかけながらも、最も美しい被写体を選んで撮影する、プロカメラマンを目指している男性の中にはこのような人もいます。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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