子育てライフには様々な感動的イベントがありますが、その中でも特に感慨深いものが「赤ちゃんのお風呂デビュー」ではないでしょうか?新生児の頃はベビーバスで沐浴をしますが、1ヶ月検診などで医師から「そろそろお風呂に入れてもOKですよ」と言われてからお風呂に入ることができるわけです。その時に気になるのがお風呂の温度。ここでは、春夏秋冬それぞれのシーズンで、赤ちゃんに適したお風呂の温度について解説します。
赤ちゃんのお風呂は温度調節が大事
赤ちゃんはまだまだ大人と違って抵抗力も少なく、肌も敏感です。当然ですがお風呂だって温度調節が大事になります。以下に、お風呂そのものの温度調節のみならず、赤ちゃんの入浴を取り巻く様々な温度について、お伝えします。
赤ちゃんはいつからお風呂がOK?
赤ちゃんは、いつからお風呂に入れても良いのでしょうか?一般的には、冒頭でもお伝えした通り1ヶ月検診の際にそろそろお風呂がOKですよと医師から言われますので、それ以降の時期であれば、お風呂に入れても大丈夫だということになります。
ただし、赤ちゃんの健康状態によっては、お風呂に入れるのを控えたほうが良い時期もあります。大人でも、体調が悪い時にはお風呂を控えるケースがありますよね。それと同じことです。詳しくは、医師に検診の際にでも確認しておくようにしましょう。
意外と大事なお風呂場の室温って?
赤ちゃんをお風呂に入れるにあたって、気をつけなければならないことがいくつかありますが、その中でも意外と大事で見落としがちなのが「お風呂場の室温」です。お湯の温度については多くのパパママが気を配るのですが、お風呂場の室温までは気が回らなかった、という失敗談もよく聞かれることから、お風呂場の室温には注意しておきましょう。
可能であれば事前に浴室を少し熱めのシャワーで温めておくと、赤ちゃんがストレス無く、また体を冷やすことなくお風呂に入ることが可能となります。
赤ちゃんをお風呂に入れる時間帯は?
赤ちゃんをお風呂に入れる最適な時間帯は、月齢や生活リズムによって判断すべきです。新生児でまだ沐浴からお風呂に切り替わった直後くらいの時期であれば、場合によってはママやパパの良いタイミングでお風呂に入れても良いケースもあります。
ただ、昼と夜の区別できるくらいの月齢になってくると、できれば生活リズムのことを考えて、遅くとも19時から20時くらいまでには入浴を完了しておくと良いでしょう。あまり入浴の時間が遅くなってしまうと、寝つきが悪くなったり生活リズムが崩れてしまったり、夜更かしをするようになってしまいますので、注意が必要です。
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春夏秋冬!季節別おすすめの温度は?
ここからはそれぞれの季節別に、おすすめのお風呂の温度についてご紹介をしていきます。もちろん、季節によって最適なお風呂の温度には差がありますので、これらを参考にして適切な温度で赤ちゃんを入浴させるようにしましょう。
春先は38度から39度が最適
気温が高くなりつつある中で、まだ若干の肌寒さが残る春先。冬よりも少し温度を下げて、38度から39度程度のお風呂で入浴させるようにしましょう。また、お風呂に入れている時間は冬よりも少し短めに設定してください。おおよその目安としては、長くても3分から4分程度となります。
また、特に春先は朝晩冷え込むというケースが多く、湯冷めしやすい時期でもあるので、お風呂から上がった後のケアも素早く行うようにしましょう。
暑い夏場は37度から38度で
全体的に気温が高く、夜になってもなかなか気温が下がりづらい夏場については、お風呂の温度も多少下げて、ぬるめにするのがよいでしょう。37度から38度ぐらいの人肌より少し暖かいくらいの温度だと、赤ちゃんも快適に入浴をすることが可能となります。
湯船に浸かる時間は春先よりも少し短めにして、せいぜい2~3分で大丈夫です。あまり長くお風呂に入りすぎるとのぼせてしまいますので、ここも注意してあげたいポイントとなります。
秋~冬は39度くらいがベスト
冬に向かって気温が下がり始める秋口~本格的な冬の時期は、気温に応じてお風呂の温度も少し「熱め」に、またお風呂に入る時間も若干「長め」にとってあげるのが良いでしょう。特に冬場については39度から40度くらいのお湯でも、湯冷めをしないためにはちょうど良いというケースもあります。
場合によっては40度だと赤ちゃんが嫌がることもありますので、39度くらいから徐々に始めるというのも良いですね。
ちなみにお風呂に入る時間は冬場だと、3~4分ほど取ってあげても大丈夫なケースが多く見られます。ただし、こちらについても個人差がありますので、赤ちゃんの体調や表情、その他全体的な様子に応じて変動させてあげるようにしましょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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