子どもを育てていると、「育児書やネットに書いてあったことと違う」「子どもが育てにくい」など、さまざまな悩みにぶつかります。すぐそばに相談できる人がいないと、ひとりで抱え込んでしまいがち。そんな人のために開設されているのが、無料の電話相談サービスです。今回は、このサービスについてくわしくご紹介します。
育児の悩みを気軽に相談できる無料電話相談
さまざまな団体が無料の電話相談サービスを行っているのをご存知でしょうか? 子どものことはもちろん、ママ自身の悩みについても相談することができます。一番のメリットは、専門家が答えてくれるということ。ママの気持ちに寄り添って話に耳を傾け、最新の専門知識に基づいた的確なアドバイスがもらえるでしょう。
助産師や保育士などが相談に乗ってくれる
無料電話相談を開設しているのは、自治体や地域の保育園、粉ミルクメーカー、助産師会など。無料ながら、助産師や保育士、管理栄養士といった専門家が相談に乗ってくれることが多く、的確なアドバイスをもらえます。また、相談員の方は数多くの相談に乗ってきて、ママの気持ちをよくわかってくれています。「私の悩みなんて、相談するほどじゃないちっぽけなことじゃないの?」と思わなくても大丈夫ですよ。その場でアドバイスをもらえることと、人間の温かい声で心を癒やしてくれるのがネットにはない、電話のいいところなのです。
子どもの食事から産後うつまで幅広く相談
育児の悩みとひとくちにいっても広範囲。「離乳食がうまく進まない」「夜泣きが収まらない」といった赤ちゃんの発達上の問題から、「子どもをかわいいと思えない」「育児がつらい」といったママの心の問題までさまざまです。オールマイティーに相談できる窓口もあれば、栄養面に特化している窓口もあります。また、相談時間も昼過ぎや夕方までのところ、夜間も受け付けているところまで窓口によって異なります。相談窓口をいくつか知っておき、悩みのタイプや時間帯に合わせて窓口を使い分けるといいでしょう。
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電話をかける前に知っておきたいこと
不安な気持ちを抱えたまま、誰かに話を聞いてほしい、アドバイスがほしいとはやる気持ちはわかります。しかし、電話をかける前にひと呼吸おきましょう。電話をかけて後悔しないためにも、知っておきたいことをまとめました。
相談したいことを整理してから電話をかける
相談時間には限りがあり、30分程度を目安に考えましょう。相談したいことをメモ書きなどにまとめておくと時間を有効に使え、聞き忘れの防止にもなります。また、相談員も適切なアドバイスをすることができます。相談窓口によっては、病気の診断にかかわる相談ができないなど、相談内容に制約があるので注意しましょう。
相談するときに名前を告げなければならないのか気になるところですが、匿名でも大丈夫。安心して相談してください。
相談員と相性が合わないこともあると心得る
相談員のみなさんの多くは、ママの悩みを受け止めて共感を示したうえで前向きなアドバイスをしてくれます。しかし、時には相談員とママの相性が合わず、「相談したけれど、説教された」とママが感じてしまうこともあるかもしれません。人間同士なので、相性があるのは仕方のないこと。「無料なので、相性のいい相談員さんに出会えたらラッキー」という心構えで臨みましょう。ひとつの窓口でうまくいかなければ、別の窓口に相談してみるのもいいですね。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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