生まれたばかりの赤ちゃんは、目こそよく見えませんが、音を聞くことは得意です。聴覚は胎児の頃から発達していて、赤ちゃんはママのおなかの中でたくさんの音を聞いて育っています。だからこそ音に敏感に反応する赤ちゃんは多く、掃除機の音でびっくりして大泣きしてしまう子もいます。赤ちゃんが掃除機の音を怖がって泣いてしまったときには、どのような対策をとればいいのでしょうか?
対策1 掃除機の音をきかせないようにする
寝ていた赤ちゃんが掃除機の音でおきて、泣いてしまうこともあるでしょう。こういう場合は、眠いのにおこされて機嫌が悪くなっているだけかもしれません。それよりも、おきているときに掃除機の音を聞いて泣き出してしまう赤ちゃんに気を配ってあげましょう。確実に掃除機の音だけに反応する場合は、根元から対策をする必要があります。
赤ちゃんのいない間に掃除機をかける
まずは、「赤ちゃんのいない間に掃除機をかける」という方法をとってみましょう。休みの日、パパに赤ちゃんを散歩に連れ出してもらい、そのすきにササッと掃除機をかけます。短時間で掃除機をかけるためには、日頃から床のうえにものを置かないことが大事です。音だけではなく、赤ちゃんがいない間なら掃除機の排気もあまり気にしなくてすむので安心ですね。
別の部屋に隔離する
最近の掃除機の中には、音が静かなことが売りの機種もあります。こうした静かな掃除機なら、赤ちゃんを別の部屋に隔離するだけで音を防ぐことができるでしょう。中には、「赤ちゃんが寝ているとなりでもかけられる」と宣伝しているものもあります。ただ、そこまで静かでなくても、扉1枚でかなりの消音になります。その場合も、赤ちゃんが心配なので短時間ですませるようにしましょう。
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対策2 あえて掃除機の音に慣れさせる
赤ちゃんのためには、できるだけ清潔な環境を保ちたいですし、ハウスダストの心配もあります。掃除機を頻繁にかけたいという方は、あえて赤ちゃんを掃除機の音に慣れさせる対策をとる方がいいかもしれません。
おんぶで声かけをしながら
赤ちゃんは、ママと密着していると安心します。掃除機をかけるときはひとりで寝かせておかないで、おんぶをして作業してみましょう。「掃除機さんだよ、怖くないよ」など、ママの声かけも同時に行うことで、恐怖感が薄らいでいきます。最初は泣いてしまいますが、根気よくつきあってあげましょう。抱っこをして家事をすると、赤ちゃんが邪魔になって危険なので、おんぶがおすすめです。
テレビをつけながら
掃除機の音で音声は聞こえませんが、幼児番組などのテレビをつけながら掃除機をかける方法も試してみてください。映像が気になってテレビに集中していれば、さほど泣かずにすむ可能性があります。月齢が上がってくると、掃除機の音というよりも、掃除機本体を見て嫌がり、泣いてしまう子もいるようです。視界に入らなければ、恐怖心もやわらぎます。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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