外に出掛けるようになるとちょっと心配なのが紫外線と日焼けです。ママ自身も気になるところですが、肌が弱い赤ちゃんは自分のこと以上に気がかりですよね。紫外線対策としてまず思い浮かぶのが「日焼け止め」ですが、赤ちゃんにも塗っていいのでしょうか?そんな疑問を持っている方に参考にしてほしい、赤ちゃんの紫外線対策についてまとめました。
肌の特徴と紫外線対策が必要な理由
白くて柔らかな赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。強い紫外線を大量に受けると、日焼けするだけでなく、実は将来にわたって心配なこともあります。紫外線対策を考える前に赤ちゃんの肌の特徴やしくみを知ることにしましょう。
バリアー機能が弱く、とてもデリケート
赤ちゃんは肌のバリアー機能が弱いので、乾燥しやすく、ちょっとしたことで刺激を受けて、傷ついたり、かぶれたりなどのトラブルが起こりやすいのが特徴です。さっきまでなんともなかったのにブツブツができていたという経験があるママもいるのではないでしょうか?肌が真っ赤になって皮がめくれるような日焼けもすぐに起こってしまうので、紫外線から守る必要があるのです。
昔に比べて紫外線が強い、1日10分くらいで十分
かつて、「赤ちゃんはたくさん日光を浴びると良い」と言われた時代もありましたが、今はそうではありません。地球の環境が変化し、太陽からの有害な紫外線を防いでくれる「オゾン層」の破壊によって、昔と比べて紫外線量も多く、そして強くなっています。〘確かに紫外線は、皮膚の殺菌や骨の成長に重要なのですが、1日10分ほどで十分だと言われています。
日焼けだけでなく皮膚がんのリスクや肌の老化の原因に
紫外線をたくさん浴びると、皮膚がんやシミやシワといった肌の老化に大きな影響を及ぼすことがわかっています。シミやシワというと年をある程度とってから起こるものというイメージですが、実は、細胞が活発に働く赤ちゃんや幼少期に影響を受けやすいのです。また、紫外線は、免疫機能の低下も引き起こすとも言われています。
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日焼け止めは必要?選び方や使い方を知ろう
紫外線対策として手軽で一般的な方法が「日焼け止め」ですね。しかし、デリケートだと言われる赤ちゃんの肌に直接塗るものですから、本当に使っていいのかどうか気になります。使っていいのか、どんなふうに使うのが良いのかなど、「日焼け止め」のいろいろをご紹介します。
外に出るときは赤ちゃん用の日焼け止めを
「日焼け止め」を使うのに「いつからが良い」とか早すぎるとかいうのはありません。外に出るのであれば、きちんと日焼け止めを塗って、紫外線対策をしてあげてください。ただし、「赤ちゃん用」にすることが大切です。大人のものは、刺激が強すぎることがあるので、赤ちゃんには不向きです。手元にあるからといってママと一緒のものではなく、赤ちゃん用を準備してくださいね。
「ノンケミカル」や香りや色がないものを選んで
日焼け止めには、「紫外線吸収剤」や「紫外線散乱剤」と言われるものが入っています。赤ちゃんには肌荒れや乾燥の原因になってしまうので、これらが「無配合」のものや「ノンケミカル」と表示されているものを選ぶようにしましょう。また、香りや色が付いていないものの方が肌にやさしいので、選ぶときにチェックしてください。SPFやPAという紫外線を防ぐ度合いが日焼け止めに表示してありますが、それぞれの値が高いとその分、肌への刺激も強くなります。SPFは20、PAは++程度で十分とされています。
ムラなく伸びが良いものを選び、こまめに塗りなおそう
クリームタイプやミルクタイプなどの種類がありますが、ムラなく塗れて伸びが良いものがおすすめ。肌が露出している部分には全て塗るようにしてください。汗をかくととれてしまうので、だいたい2~3時間を目安にしてこまめに塗りなおすようにしましょう。日焼け止めに表示された使用量を確認し、塗り過ぎや不足に注意してください。
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高1と中1の女の子のママです。2歳の甥がかわい過ぎて「オババカ」してます。
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