近年、食生活の変化や不妊治療が進んだことにより双子や三つ子といった多胎妊娠&出産が増えています。街中でも、自分の子供の頃に比べて双子ちゃんや三つ子ちゃんを見掛けることが増えたと思いませんか?妊婦健診で多胎妊娠が判明することが多いものの、中には産まれるまでわからなかったという場合も。今回はエコーでわからない理由や気を付けるポイントについてまとめてみました。
本当にあるの?出産するまでわからない理由
親世代の頃ならいざ知らず。超音波検査も4Dが主流となりつつある現在においては、妊娠の早い段階で赤ちゃんの人数はもちろん、時には重篤な病気までわかります。それでも出産時に初めて双子・三つ子とわかる場合があります。なぜ産まれるまでわからないのでしょうか。
病院により違う!エコーの精密度
妊婦健診では超音波検査が必ず何度かあり、エコーにておなかの赤ちゃんに何か異常はないか、元気でいるか、順調に成長しているかを確認します。しかしながらそのエコーの精度や機能は病院により異なっています。最新鋭のエコーを完備している病院もあれば、古いエコーを使用している病院も。エコーの精密度が低ければそれだけ映りも悪く、双子や三つ子の場合も二人目三人目が映らないため産まれるまで気付かないということがあるのです。
胎児の大きさが違うため隠れてしまう
双子や三つ子の場合それぞれの個体差が大きい場合があります。経腹エコーの場合はおなかの上から超音波を当てますので横に二人いる場合はすぐにわかりますが、一人目の後ろに二人目三人目がいる場合は体の大きさにより隠れて見えないという場合があります。健診時には偶然毎回前後に並んでしまっていて出産まで気付かなかったということがあるのです。
医師だって人間。時には判断ミスも
医師も人間ですので時にはミスもあります。妊娠初期の経膣エコーでも、赤ちゃんがまだそれほど大きくなく経腹エコーでも全体を映せるくらいの大きさの段階でも双子・三つ子と判断されていない場合は多胎妊娠を疑うことなく単胎妊娠と考えてしまうのも無理はありません。母体に心配するようなトラブルがない場合はエコーで見えない限り双子・三つ子とは思わないものです。
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双子・三つ子出産後に気を付けるポイント
何も疑うこともなく出産を迎えたママ・パパにとって、出産後に双子・三つ子とわかった時の驚きは相当なものです。ママは育児に対する不安が増えるでしょうし、パパは経済的な負担を心配することでしょう。双子・三つ子を迎える準備が心も体もできていない場合に気を付けるべきポイントは何でしょう。
心のケアも重要!不安は口に出しましょう
出産を迎えるママは皆、妊娠期間中に少しずつ産後の育児に向け心の準備をしていると言っても過言ではありません。しかしながら出産後に双子・三つ子とわかった場合は双子・三つ子を育てるための心の準備ができていないということです。ただでさえ産後はホルモンの影響で不安定になりやすく産後うつにも気を付けなければならない時期ですので、少しでも不安があればパパや家族、医師や助産師さんに話し一人で抱えないようにしましょう。
十分な休養を!産褥(さんじょく)期は休みましょう
多胎妊娠は単胎妊娠に比べ体への負担が大きくなり、妊婦健診も初期の頃から2週間ごとなどママと赤ちゃんの様子を慎重に見守っていきます。何もトラブルがなく出産に至ったことは奇跡と言えます。しかしながらおなかの中で双子・三つ子を育てていたわけですから目には見えなくとも体への負担は相当なものです。産褥期の間はできるだけ体を休めましょう。
便利な育児グッズも利用しよう!
出産後しばらくは赤ちゃんの世話で1日が終わってしまったということが多々あります。一人でもそうですので双子・三つ子の場合はさらに育児に追われる毎日になります。なくても困らないけどあって便利な育児グッズも今はたくさんあります。双子を一度に抱っこできる抱っこひも、双子用のベビーカー、二人を同時に授乳できるクッションなど!これらを上手に利用しながら少しでも育児ストレスを減らすことも長い育児のスタート時期を乗り越えるコツです。
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7歳3歳1歳の1男2女のママです。毎日子育てに奮闘中!
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